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Mr.ウォーカー玉置泰紀が厳選! おすすめスポット/アイテムベスト5 第27回

【決定版・秀長の四国攻め】大河ドラマ『豊臣兄弟!』で描かれる隠れた天王山! 秀長が初めて本格的な大軍の総大将を務めた"おすすめ"スポットベスト5

2026年09月16日 17時00分更新

文● 玉置泰紀(元エリアLOVEウォーカー総編集長、一般社団法人メタ観光推進機構理事)

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紀ノ川河口の要衝に築き上げた記念碑的スポット、和歌山城

 2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にて、9月20日(日)放送の第36話「姫若子と鬼若子」で大きなヤマ場となるのが、天下統一への重要局面である天正13年(1585)の「四国攻め」だ。

 兄・羽柴(豊臣)秀吉(池松壮亮)が、織田信雄と和睦して徳川家康(松下洸平)との戦を一時収束させた一方、天下取りを陰で支え続けた弟・秀長(仲野太賀)が総大将として初の本格的な大規模遠征の陣頭指揮を執り、10万余の大軍を率いて四国一統を目指す長宗我部元親を屈服させた歴史的遠征である。

 今回は、この四国遠征の舞台となった関西・四国の史跡を巡るメタ散歩が、なぜ単なる城めぐりにとどまらない「時空を超える体験」になるのか、3つのポイントを解説した上で、「おすすめスポットベスト5」へと案内しよう。

秀長の四国遠征史跡が「時空を超える体験」になる3つのポイント

1. 主役の兄ではなく「実務の弟」が主役になる戦略の舞台

 世間のイメージは「秀吉の四国征伐」だが、前年の激闘による疲弊や後方の政治情勢への配慮から秀吉自身は前線に赴けず、後方の岸和田城に留まらざるを得なかった。そうした兄の事情を背負い、実際の軍事行動の実質的な総大将として全軍を統帥し、四国を平定した真の功労者は秀長である。

 さらに、その陣営には宇喜多秀家、黒田孝高(官兵衛)、蜂須賀正勝といったそうそうたる実力者や一門が馳せ参じており、彼らを統率する周到な兵站管理と圧倒的な物量を背景に敵を追い詰めた秀長の「圧倒的な実務力」の真価を、現地の城から体感できる。

2. 紀州平定から直結する綿密な三方面同時侵攻

 この遠征は、前哨戦である紀州平定(雑賀・根来攻め)の延長線上に綿密に計画された。阿波・讃岐・伊予の三方面から一斉に大軍を送り込むという、当時としては前代未聞の立体的な大戦略がどのように実行されたのか、そのダイナミズムを現地で追体験できる。

3. 勝利の果てに築かれた「新たな支配の形」

 この四国攻めは単なる領土拡張ではなく、戦後の論功行賞によって西日本の勢力図を大きく塗り替える転換点となった。秀長自身の領国拡大や、蜂須賀家政らによる新たな阿波支配の体制構築など、戦のあとに生まれた「平和と統治の痕跡」を今に伝えるスポットが揃っている。

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