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Kindle漫画セール情報「推し漫」 第254回

奥浩哉『GIGANT』|セクシー女優が巨大化して戦うもうひとつの『GANTZ』【Amazonマンガ週末祭】

2026年09月04日 17時00分更新

文● ムラリン 編集⚫︎ ASCII

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 9月第1週(9月4~6日)の「Amazonマンガ週末祭」は、「口コミで話題の作品」特集。対象作品が全巻50%ポイント還元セールです。その中から、今回は奥浩哉センセイの『GIGANT』をご紹介。

「女性が巨大化したら服が破れるじゃないか!」という発想

 『GIGANT』を一言で説明すると、「セクシー女優が巨大化して戦うSF漫画」です。

 とはいえ、奥浩哉センセイが最初に考えたのは、「女の人が大きくなる話を描きたい」という発想で、巨大化すれば、服が破れて自然に裸にできるじゃん、ということだったようです。流石です。

 それでも、巨大化するたびに毎回恥ずかしがっていても話にならないので、普段から仕事で裸になる女性ならどうだろうということで、ヒロイン・パピコの職業はセクシー女優になったそうです。流石です。

 セクシー女優を巨大化したんじゃないんです。巨大化すると裸になるから、セクシー女優にしたんです。漫画の道順というのはこうして作るんですね。

 しかも奥センセイ、設定を決めた後は行動が早い。セクシー女優の日常を知るため実際にセクシー女優に取材し、部屋の写真まで撮影。その一方で、巨大化表現そのものについても「自分たちの制作技術でどこまで描けるか試したかった」と語っています。

 『GIGANT』では、戦うために巨大になる、という発想だけで終わりではありません。数メートル大きくなっただけで、部屋の天井につかえる。ドアより頭が高くなる。身体を折らないと室内に収まらない。こういった細かい描写まで徹底されていて、それをリアルに描くために、街の背景には実景写真を撮影してトレースする方法も使い、巨大化する人物の周囲だけは徹底して現実のスケールに寄せて描いています。

 発想はものすごく荒唐無稽なのに、用意されている舞台が緻密でリアルなのは、奥センセイの代表作『GANTZ』と同じ構図です。私的には、『GIGANT』はもうひとつの『GANTZ』と呼びたいくらいです。

 「セクシー女優が巨大化したら面白いんじゃない?」をとことん煮詰めて、ボーイミーツガール要素も加えて、『GANTZ』バリの荒唐無稽なSF仕立てにして、現実にハメれ込んだ漫画、それが『GIGANT』なのです。おかげで本作では、青年マンガらしいサービスシーンも多く、健全な青少年にはやや刺激が強い内容となっており、万人におすすめというわけにもいきませんが、そういうの全然苦じゃない。むしろウェルカム、という読者様には、超おすすめです。

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セクシー女優と恋愛できたら…という視点で見ても面白い

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作品紹介 
 映画監督を目指す高校生・横山田零は、偶然、同じ街に住むセクシー女優のパピコと出会う。やがてパピコは謎の装置によって、自分の身体を自在に巨大化できる力を得ることに。一方、ネット投票で支持を集めた願いを現実化する「ETE」が社会を混乱させ、世界中で巨大な怪異や災厄が出現。少年とセクシー女優の日常的な恋愛と、巨大化する能力、謎の巨大生物、闇深いネット社会が交錯するSF作品。

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