※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります。
8月第4週(8月28~30日)の「Amazonマンガ週末祭」は、「イチオシ少年マンガ」特集。対象作品が全巻50%ポイント還元セールです。その中から、今回は漫画・小畑健センセイ、原作・大場つぐみ センセイのコンビによる『バクマン。』をご紹介。
2人の少年が漫画家としてデビュー、活躍するまでの道のりを描いた作品『バクマン。』。
読者アンケートの順位が出て、担当編集者とネームを詰め、編集会議で連載が決まり、人気が落ちれば打ち切りの危機。しかも作中には「服部」「吉田」など、実在するジャンプ編集者の名前まで出てきたり、内容的にはかなりリアルで、読んでいると、もう半分ドキュメンタリーじゃないのか、これは? くらいに思えてくる作品ですが、MANTANWEBのインタビュー記事に掲載された初代担当編集者の相田聡一氏の話によれば、話はそう単純ではないとのこと。たしかに舞台のモデルは確かにジャンプ編集部ですが、作品にはフィクションも多く、現実の編集部をそのまま描いたものではないそうです。原作の大場つぐみセンセイも、編集者の名前は、実在の編集者から名前を「借りた」と明かしています。
つまり、実在する名前や編集部の制度はリアリティを盛るための道具で、物語はまったく別物ということのようです。
この漫画がやりたかったのは、ジャンプの裏事情を暴露することではなく、現実にある漫画制作の仕組みを、ジャンプ漫画の流儀で分かりやすい形で伝えることです。
読者アンケートでの順位争い、突破すべき関門である編集会議、新妻エイジのような切磋琢磨し合うライバル作家の存在。担当編集者の門司健吾氏によれば、「『バクマン。』は、漫画家の世界を舞台にした超王道少年バトルマンガ」なのです。
ペンでしか戦えない人を、ちゃんとジャンプフォーマットで戦わせるのも、少年ジャンプ流。
とはいえ、『バクマン。』担当編集者たちによれば、「友情・努力・勝利」という三原則を守って作品を作るという編集方針は、実際には「存在しない」とのことなので、ウケる方向で考えていくと、自然にそうなる、ということのようです。「友情・努力・勝利」は、ジャンプの編集方針というより、面白い漫画の黄金比みたいなものなのかもしれませんね。
平成版『まんが道』として読むと、昭和と平成の出版事情の違いも見えて趣深い
バクマン。
小畑健 (著)、大場つぐみ (原作)
全10巻(完結)
9,200円 +ポイント還元 4,600 pt (50%)
※価格・還元ポイントは記事掲出のものです。購入時には必ず現在価格と還元ポイントをお確かめください。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第321回
エンタメ
【全巻99円】タイトルで誤解されがちな『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』はフス戦争の史実を描く硬派な歴史戦記だ!【Amazonマンガ週末祭】 -
第320回
エンタメ
【全巻99円】過激な描写の『こどものじかん』が大人の心を強く揺さぶる理由【Amazonマンガ週末祭】 -
第319回
エンタメ
1失点マイナス5000万円の心理戦野球漫画『ONE OUTS』全20巻が100円均一【Kindle漫画セール情報】 -
第318回
エンタメ
本当は恐ろしい(!?)111作品『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』50%還元【Amazonマンガ週末祭】 -
第317回
エンタメ
弐瓶勉の圧倒的な塔描写で迷宮攻略劇を味わう『タワーダンジョン』50%還元【Amazonマンガ週末祭】 -
第316回
エンタメ
【追悼】『あしたのジョー』しか知らないあなたへ。ちばてつやが描いた「欠点だらけの人間たち」1巻33円から読める名作群【Kindle漫画セール情報】 -
第315回
エンタメ
食人の村の怖い話の創作にまつわる怖い話『ガンニバル』1冊100円【Kindle漫画セール情報】 -
第314回
エンタメ
趣味を認め合う恋愛の心地よさ『その着せ替え人形は恋をする』50%還元【Amazonマンガ週末祭】 -
第313回
エンタメ
ハガレンの魅力の半分は敵役のおっさんでできている『鋼の錬金術師』全巻50%還元【Amazonマンガ週末祭】 -
第312回
エンタメ
察してほしい気持ちの表現にこだわりまくった『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』全巻50%還元【Amazonマンガ週末祭】 -
第311回
エンタメ
だから荒川弘の漫画は複雑な設定でも理解しやすく面白い!『黄泉のツガイ』全巻50%還元【Amazonマンガ週末祭】 - この連載の一覧へ















