これに対し、下穴なしで失敗したのは、柔らかい布類。イロイロな素材で何度も試しましたが、どうしても布に穴があかず、残ってしまいました。
穴があかないといってもハトメは留まっていますから、カッターなどで不要な布を切り抜いてあげれば使えます。ただし、布が切れずに引っ張られてしまうこともあって、ハトメの周囲にしわができやすいのが気になります。
このあたりを考慮すると、やはり柔らかい布類に留めたい場合は、先に下穴を開けておくほうがいいでしょう。こんなときは、刃のついていない付属の穴あけポンチが恨めしくなります。
まあ、どうせハトメで隠れてしまいますから、数か所くらいならハサミでチョキチョキと適当に下穴を作ってしまえばいいでしょう。熱で溶ける化学繊維なら、軽く焙って穴がほつれないようにしておけばベターです。
微妙だったのは、クリアファイルやブルーシートなど、薄くて耐久性の強い素材です。一応穴はあくのですがキレイに切り取られず、一部くっついた状態でした。ひと手間かかりますが、ハサミかカッターで切ってあげましょう。
素材の厚みは、ダンボールや布といった柔らかめのものなら3mmくらいまで。EVAシートはさらに柔らかいので、凹んでもいいなら5mmでも留まってくれます。逆にプラスチックのように硬いものだと、圧着時に素材が凹まないため3mmでも厳しく、2mmくらいが限界でした。
ザックリまとめると、「基本は2mmまでの素材用。ただし、凹む素材ならそれ以上でもいける。」と考えておけばよさそうです。
●破れやすい部分の補強だけでなく装飾にも
タープや日よけ、ブルーシートなどで使われているように、最初は裂けやすい部分の補強用、という実用品のイメージがありました。
しかし、イロイロ試していると、紙と金属、布と金属、プラスチックと金属といった、異なる素材の組み合わせによる装飾性の高さに気づきました。よく考えてみれば、革と金属の組み合わせは定番ですから、それ以外の素材でも装飾として使えないわけがありません。ハトメも銀色だけでなく、金や真鍮、黒といった色が売られているので、クラフト趣味があるなら楽しめそうです。
本来の補強用途はもちろんですが、ケーブルを通す穴、薄板のカシメなど、工作用途でも結構使い道が思いつきます。装飾も含め、思っていた以上に用途が広がりそうだなと感じる工具でした。
●お気に入りポイント●
・マグネットでハトメがくっつく
・力を増幅するテコ構造
・コンパクトにまとまる収納バッグ付き
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