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柔軟なオンプレミス・クラウド対応に加え、AI分析とデータ主権を両立

スマートビデオ監視のニーズを網羅 Synologyが「クラウド監視」と「大規模AI監視」を拡充

2026年08月04日 16時30分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 Synology Japanは、ビデオ監視向けのソリューションを拡充。多拠点への迅速な展開が可能なクラウド型ビデオ監視サービス(VSaaS)「Surveillance365」と大規模なAI監視とデータ主権を両立するハイエンドモデル「DVA7400」を発表した。

 同社は2008年の「Surveillance Station」の提供以降、カメラからNVR、VMS、ストレージ、バックアップ、AI分析、クラウド連携までを網羅したプライベート監視エコシステムを構築してきた。

 今回のSurveillance365で、オンプレミスとクラウドのどちらのニーズにも応えられる体制が整い、さらに、これまでの技術の集大成として大規模監視向けのフラグシップモデルをリリースしている。

多拠点監視を即座に展開できるVSaaS「Surveillance365」

 2026年7月23日に発表された「Surveillance365」は、オンプレミスサーバーの設置や複雑なネットワーク設定を必要としない“Video Surveillance as a Service (VSaaS)” だ。

クラウド監視ソリューション「Surveillance365」

 Surveillance365の主な特徴は以下の通り。

■最短2分のセットアップとシンプルな運用:

 対応するSynologyカメラと組み合わせて、「スタンダードプラン」で無料で利用できる。セットアップは、Webポータルやモバイルアプリからカメラ1台あたり最短2分で完了。小売店や建設現場など、サーバー設置が難しい環境でも監視ソリューションの導入が可能だ。

■エッジ録画+AIで通信帯域を最小化:

 映像データはカメラ内のmicroSDカードにローカル録画される。人物・車両・侵入・うろつき検知などのAI分析は、カメラ(エッジ)側で処理され、即時アラートとクラウド帯域の削減を実現する。

 ライブ閲覧時はP2P接続のローカル接続を優先し、低帯域モードによって映像品質への影響を抑えつつ、通信帯域をさらに最大50%削減する。

■エンタープライズクラスのガバナンスとセキュリティ:

 すべてのSynologyカメラは米国NDAAおよびTAAに準拠。「ビジネスプラン」では、きめ細かな権限プロファイルや拠点単位のカメラ管理、包括的な監査ログを提供する。アクセスは多要素認証(MFA)とC2 Encryption Keyで保護され、オプションで最長3650日(10年間)のクラウドバックアップにも対応する。

大規模監視向けフラッグシップモデル「DVA7400」

 一方、2026年7月30日に発表された「DVA7400」は、複数拠点にまたがるカメラ群の集中監視と高度なAI分析が可能な、大規模監視向けフラッグシップモデルである。

大規模監視向けフラッグシップモデル「DVA7400」

 DVA7400の主な特徴は以下の通り。

■大規模監視と高密度処理を完全オンプレミスで

 2U12ベイのラックマウント筐体を採用し、最大100台の高解像度カメラフィードを処理。かつ最大40件のディープラーニング分析をリアルタイムで同時実行できる。中央管理システム(CMS)によって、複数拠点のカメラ群とサーバーを統合管理でき、すべての録画とAIメタデータはアプライアンス上で保持されるため、データ主権も担保可能だ。

■自然言語検索や高度なAI分析機能:

 「セマンティックビデオ検索」によって、自然言語で映像検索ができる。100にもおよぶアーカイブから数秒で目的の映像を抽出可能で、専用ハードウェアを利用するため、ディープラーニング分析にも影響を与えない。

 AI分析では、顔認識、群衆検知、侵入検知、人・車両の計測などに加え、衣服の色や車種などで対象を絞り込む「属性検索」や入退室管理向けの「ナンバープレート認識」にも対応する。

■既存環境への柔軟な導入:

 幅広い「ONVIFプロファイル」対応により、既存カメラをリプレイスせずにDVA7400上でのローカルAI分析を可能にする。

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