ファーウェイはスマートフォン事業を海外で復活させつつあります。特にカメラを強化した「Pura」シリーズは2025年に「Pura 80」シリーズを投入、2026年7月14日にはマレーシア・クアラルンプールで新製品発表会を開催し「Pura 90s」シリーズを発表しました。
今回はその発表会を取材しつつ、市内のファーウェイストアにも立ち寄ってきました。
ファーウェイのフラッグシップストアという扱いのHUAWEI Experience Store「The Exchange TRX」店は、クアラルンプールでも有数の高級ショッピングモールに位置しており、ショッピングがてらに立ち寄ることもできる店舗です。店内には最新モデルを中心に現在マレーシアで販売中のファーウェイ製品が多数展示されています。
発表されたばかりの新モデルは「Pura 90s Pro」と「Pura 90s Pro Max」の2機種。どちらも新しいチップセット「Kirin 9030S」の採用や久しぶりとなる5G通信への対応、6000mAhバッテリーの搭載、AI機能の強化など、ファーウェイのこの夏イチオシモデルとして大きくアピールされています。
広告を見るとシンプルな外観に仕上げた製品に見えますが、イチオシとしてアピールされているのは「Rhythm of Color」という、デザイン哲学に基づいたグラデーションをきかせた背面仕上げのカラバリモデル。単調になりがちなスマートフォンの背面に、レイヤー状の色彩と光の変化を与えることで、見る角度によって印象が変わるダイナミックな表情を生み出しています。
Pura 90s Pro Maxは6.9型ディスプレーに100W急速充電対応の最上位モデル。カメラは4倍望遠を2億画素にしたことで、10倍や20倍といった高倍率での写真、動画も美しく記録できます。広角5000万画素カメラはF1.4からF4.0の可変絞り対応。超広角も4000万画素ですべての画角で良好な撮影が可能です。
訪問日の7月15日はマレーシアでの発売前でしたが、すでに製品は展示されており、新製品情報をかぎつけたお客さんが平日昼間にもかかわらずやってきて、Pura 90sシリーズ実機を試していました。
Pura 90s Proはディスプレーを6.5型とし、カメラは同じ可変絞り対応の5000万画素広角カメラと、5000万画素4倍望遠、1250万画素超広角と、性能をワンランク下げたモデルです。急速充電も66W対応と、性能は抑えめですがそのぶん価格も抑えられています。どちらのモデルもOSは最新のEMUI 16を採用。AIアシスタント「Celia」の機能強化などが図られています。
ほかの製品に目を向けてみましょう。ファーウェイは2025年に3つ折りスマートフォン「Mate XTs Ultimate Design」をマレーシアでも発売しましたが、現在は取り扱いが終わっており、主力として販売されているのは二つ折りの「Mate X7」。Kirin 9030搭載でカメラは5000万画素の広角と3.5倍望遠、4000万画素超広角、そして5600mAhバッテリーと、折りたたみモデルとは思えぬ高性能機です。
nova 15 Maxは8500mAhバッテリー搭載のミドルレンジ機で、カメラも5000万画素シングル構成とベーシックなモデル。性能よりもバッテリー残量を気にせずスマートフォンを日用品として使いこみたいというユーザーに勧められる製品です。ハイエンドモデルだけではなく、低価格の製品もしっかりと展開することで、ユーザー数を増やしているのです。
日本市場では、ファーウェイと言えばスマートウォッチが主力モデルになっていますが、マレーシアでも同様にウォッチ製品はスマートフォンに並ぶカテゴリの製品で、様々なものが販売されています。ウォッチに加えバンドも含めたウェアラブルデバイスのうち、グローバルで展開中のほぼ全モデルがここでは販売されています。
ひときわ目立つ存在なのが、本物のダイヤモンドをあしらっているUltimateシリーズの中でも、最高峰のモデル「HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGN Spring Edition」です。価格は1万7999マレーシアリンギット、約71万4000円。天然のダイヤモンド99個、0.8カラット分を竜頭の頭を含むベルトなどに埋め込んだラグジュアリーなモデルです。全体のプロポーションも美しく、価格に見合った仕上がりのモデル。これは日本でもぜひ出してほしいですね。
子ども向けのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH KIDS X1 Pro」はセルラー通信可能、500万画素と1300万画素の前後デュアルカメラで、子どもが緊急時に自分の居場所の写真を送信できます。デザインもどことなくサイバーっぽく、子どもも楽しんで装着できる外観です。
時計部分はこのように立ち上げることが可能で、360度回転できます。さらにこの部分だけを取り外して、専用のスリーブに入れて首からぶら下げるなど、多彩な使い方も可能。スパイ時計のような楽しさがあります。
C型クリップで耳に挟んで装着できる「FreeClip 2」は、アクセサリーになるチャームも展示。こちらは非売品のようですが、海外の一部の国ではアクセサリーメーカーなどと組んでいくつかのデザインのものが販売されています。これも日本で発売してほしいアイテムです。
Pura 90sシリーズと同時に発表された「FreeClip 2 S」は日本でも7月30日からMakuakeでの取り扱いを開始します。ドーム型のケースとなり、アクセサリーを装着したまま収納も可能です。
タブレットで気になった製品は、8.8型ディスプレー搭載の「MatePad mini」です。反射率を抑え、目にも優しいPaperMatte Displayを採用。片手でも保持できる、ほど良いサイズで、スマートフォンのペアとして持ち歩き、動画などのコンテンツを見る用途に使うのにも最適です。
ペンを使った手書きも快適で、電子ペーパー端末のようにメモ書き用途としても最適です。
ほかにもノートPCを5~6機種を展示。日本でも話題になった「光るルーター」など、様々な製品が展示されていました。日本未発売品もあるファーウェイストア。クアラルンプールに立ち寄ったらぜひ訪問してみてください。
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