AIソリューション&デスクトップではローカルAIを強力に推進
コンシューマーからちょっと話題が離れるが、GIGABYTEが今回最も力を入れていた展示が、ローカル環境でのLLM(大規模言語モデル)のトレーニングやファインチューニングを容易にする「AI TOP」というソリューションだ。
担当者にその強みを聞いたところ、AI処理はゲームと異なり24時間稼働が常態化するため、AI TOPシリーズのPCは全コンポーネントで厳しい負荷テストをクリアしているとのこと。会場には「AI TOP 100 Z890」(Intel Core Ultra 9 285K搭載)や「AI TOP 100 B850」(AMD Ryzen 9 9950X搭載)、そして「AI TOP 500 TRX50」(AMD Ryzen Threadripper PRO 7965WX搭載)といったデスクトップモデルが並び、用途に応じた選択が可能とアピールしていた。
「AI TOP 500 TRX50」は最大4基のRTX 5090と768GBの大容量メモリをサポートし、Llama 3.1やMistralなど100種類以上のオープンソース言語モデルの動作検証とチューニングが完了しているとのこと。専用ソフトウェア「GiMATE」を使用すれば、コンポーネントの負荷状況の把握や、Hugging Faceからのモデルダウンロード、ファインチューニングが直感的なUIで実行できる。会場では保険業など業種別のモデル推奨シナリオも紹介されており、80クエリを同時処理するデモが来場者の関心を集めていた。
さらにエンタープライズ規模のAI計算プラットフォームとして、NVIDIA Grace Blackwell GB10 Superchipを搭載した「AI TOP ATOM」も展示された。非常にコンパクトな筐体ながら最大1 PetaFLOPのAI性能と128GBの統合メモリーを誇り、最大200Bパラメーターのモデルをローカルで実行できる。最大4台を連携させれば512GBのユニファイドメモリーと4 PETAFLOPSを達成するクラスター構成も可能で、「One ATOM is Powerful. Four ATOMs are Unstoppable.」というキャッチコピーとともに展示されていた。
ビデオカード&外付けGPU
デスクトップだけでなくノートPCもブースト
次世代GPUにおける大きな課題は圧倒的な熱量をいかに処理するかということ。それに向けた製品として目を引いたのが、Thunderbolt 5接続に対応した世界初の水冷式外付けRTX 5090プラットフォーム「AORUS RTX 5090 AI BOX」だ。
この製品は手持ちの薄型ノートPCを即座にデスクトップクラスのAI・ゲーミングマシンへとアップグレードでき、PD 3.0による最大100Wのノート充電も同時に行なえる。より手軽な選択肢として、コンパクト&軽量設計の「AORUS RTX 5060 Ti AI BOX」もラインナップされており、モバイルユーザーやハイブリッドワーク環境への対応を強調していた。
単体ビデオカードとしては、マザーボード裏面への電源コネクター配置によってケーブルレスな美しい外観を実現する「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32G」や、本格水冷システム向けのフルカバーウォーターブロックを搭載した「AORUS GeForce RTX 5090 XTREME WATERFORCE WB 32G」が展示されており、最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャーの性能を限界まで引き出すための妥協のない設計をアピールしていた。「WATERFORCE WB」は液体金属サーマルグリスと特許取得済みの漏水検知機構を備えており、長期的な信頼性にも配慮されている。
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