Windows Info 第523回
AI傾倒に一息入れて、既存のWindowsの改良を宣言するMicrosoft タスクバーを画面の上下左右に移動可能に!?
2026年04月12日 10時00分更新
標準アプリに入れまくったAI関連機能を一旦整理
Copilot+ PCに傾倒しまくった状況を見直しか
地味だが、使い勝手に影響が出そうなものに、AI(Copilot)機能の配置場所の統廃合がある。これまでのWindows 11のアップデートでは、標準搭載アプリにひたすらAIを組み込んで来た。これはこれで便利なのだが、アプリによって、AIでできることが異なり、逆に同じようなAI機能を、それぞれのアプリの流儀で扱う必要があった。ここで、Microsoftとしては、一回仕切り直しという点で、Snipping Tool、Photos、Widgets、Notepadなどの組み込みAI機能を見直す。
これらはすべて新機能なので、現在の25H2か、それ以降のバージョンに導入されるはずだ。そうなると、Windows Insider ProgramのBetaもしくはDevチャンネルを選択する必要がある。なお、現時点では、Canaryチャンネルでは、26H1(ビルド番号28000以降)が配布されている。
そもそも、2024年に発表されたCopilot+ PCでは、オフラインでもAIが利用できるローカル推論と、電力効率の高いNPUでモバイルでもAI機能が利用できるようになった。しかしそれには、高性能NPUを搭載しているプロセッサが必要だった。Windows 11の24H2以降のアップデートはCopilot+ PCを優遇しているようにしか見えなかった。
昨年10月には、今後のすべてのWindows 11 PCをAI PCにすると宣言した(https://blogs.windows.com/windowsexperience/2025/10/16/making-every-windows-11-pc-an-ai-pc/)。
マイクロソフトがどう言ったかよりも、この状態を見て、ユーザーは、Copilot+ PCを購入するように「仕向けられている」と感じた。もちろん、何年か先の買い換え時なら、そういう選択をすることもあり得るだろう。しかし、直近のアップデートがAIに注力していて、非Copilot+ PCへの恩恵が小さいと感じたユーザーは少なくなかったようだ。
こうした反省からWindowsでのAI組み込みにブレーキを掛けたのが今回のブログ投稿の狙いだと思われる。タスクバーを移動できるようにしたいという要望は、2021年のWindows 11の最初のバージョンからあった話だ(Windows 10では可能だった)。今更、「改良します」と堂々と言うべきことなのか、という気がしないでもない。改良すべき点があるとすれば、それは意思決定のプロセスであろう。
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