公衆Wi-Fiのバックホールとしてミリ波を活用
そんななか、ソフトバンクは新たな「ミリ波活用」を投入してきた。
公衆Wi-Fiスポットのバックホールとして、ミリ波を使うというものだ。
大規模なイベントが開かれる際、Wi-Fiのアクセスポイントを設置するのだが、その際、ミリ波の無線設備を使うことで、光回線などを敷設できない場所にも対応できるというものだ。
鈴鹿サーキットでも、ミリ波を使ったWi-Fiアクセスポイントが設置されていた。
ただ、ミリ波のアンテナのすぐ横に、ミリ波を受信するアンテナが設置され、そこにWi-Fiのアクセスポイントをつなぐという謎仕様になっており、取材に参加していたメディア陣からは「あの距離ならケーブルでつなげばよくない?」と総ツッコミを受けていた。
本来であれば、ちょっと離れた場所にイベントステージがあり、F1ドライバーが登壇する際には数千人が集まるスペースがあるため、その近くにWi-Fiのアクセスポイントを置ければ理想的な運用なのだろう。今回は、どちらかというとお試し的な使い方になっていたようだ。
ソフトバンクユーザーによるトラフィックの一部をWi-Fiに流すことができれば、それだけセルラー網の負荷も下がるということで、全体的なユーザー満足度は上がるはずだ。
ミリ波対応のデバイスがなかなか普及しない中、着けてしまったミリ波基地局を活用するという点においても、Wi-Fiアクセスポイントのバックホールにするというのは、賢いやり方と言えるだろう。
実際、鈴鹿サーキットでも同時に最大200人がWi-Fiアクセスポイントに接続していたという。
また、施設内で使っていたミリ波の基地局は去年、大阪・関西万博で使われていたものを再利用したという。コンパクトで短期間に設置工事が出来るという点においても、ミリ波基地局はとりまわしがいいというわけだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第292回
トピックス
iPhoneは割引、日本スマホは定価? 「arrows Alpha2」が映すキャリアの事情 -
第291回
トピックス
コミケで2Gbps級も KDDIとソフトバンク“つながる”舞台裏 -
第290回
トピックス
楽天モバイル、KDDIローミング終了でどうなる? 10月以降の通信品質に懸念 -
第289回
トピックス
なぜahamoは40GBに増量したのか 見えてきたドコモの“本音” -
第288回
トピックス
Galaxy Z Fold8を使ってわかった、“パスポートサイズ”が想像以上に快適なこと -
第287回
トピックス
なぜ? 携帯4社が「Galaxy Z Fold 8」を推す理由 -
第286回
トピックス
「ドコモの銀行」で何が変わる? ポイント最大4.5%還元、金融経済圏のメリットと課題 -
第285回
トピックス
20万円スマホに背を向けた日本勢 シャープとFCNTが選んだ「勝てる市場」 -
第284回
AI
OpenAIやグーグルを使い分ける、“AIのMVNO”が存在感 -
第283回
トピックス
「EUでは使えない」アップルがSiri AIで異例の明言をしたワケ -
第282回
トピックス
グーグルvs.アップル、ブラウザ競争の軸は機能から信頼へ? - この連載の一覧へ











