連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第223回
市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 2月21日~2月27日
生成AIなしでは仕事できない? 会社員7割が“AI依存”自覚/「年内にAIエージェントが成果生む」CEOの9割が確信、ほか
2026年03月02日 08時00分更新
[AI] 生成AIを業務活用する会社員、すでに7割近くが「生成AI依存」 人間のスキル低下を認める声も(NSSスマートコンサルティング、2月26日)
・生成AIを業務利用する会社員の7割近くが「心理的に依存している」
・「頼りすぎにより自分やチームのスキルが低下した」の声も4割近く
・複数生成AIツールの使い分けで「業務効率」「アウトプットの質」向上を実感
生成AIを1年以上業務活用している会社員約1000名に、業務活用するツールの使い分けや依存度を聞いた。活用頻度は「週に3~4日」(31.7%)や「ほぼ毎日」(31.6%)と高く、業務への浸透ぶりがうかがえる。使い始めたときのツールは「ChatGPT」(67.8%)が最多だが、現在活用しているツールとしては約6ポイント減(61.3%)。複数を使い分ける傾向もあり、82.2%が「複数ツールの使い分けで業務効率が上がる」、79.5%が「アウトプットの質が上がる」と回答している。複数を使い分けるユーザーが最も活用するツールとしては「ChatGPT」(53.5%)、「Gemini」(24.3%)、「Copilot」(17.8%)の順だった。
⇒ 生成AIの業務活用に対して、心理的に「非常に/やや依存している」と認識する人は67.1%。また、依存度の高まりに対して「非常に/やや不安を感じる人」は61.4%に上りました。「自分やチームのスキル低下」を実感する声も37.0%と高く、業務に浸透する生成AIとの付き合い方を再考するべき時期に来ているのかもしれません。
[セキュリティ] 日本のランサムウェア脅威が世界3位に、持続的な上昇傾向を示す(アクロニス・ジャパン、2月26日)
・日本のランサムウェア脅威が引き続き上昇、ドイツ、韓国に次ぐ第3位に
・メールを起点とするサイバー攻撃が増加、組織あたりで前年比16%増加
・メール脅威の8割以上を「フィッシング」が占める
アクロニスがグローバルのサイバー脅威動向をまとめた脅威レポートの2025年下半期版より。日本はランサムウェア検出率でドイツ、韓国に次ぐ世界3位となり、脅威が著しく高い結果となった。年初の検出率が一桁台だったのに対し、5月以降は二桁台(11~14%)へと上昇し、攻撃者の関心が高まっていることを示しているという。ただし、日本では多くの攻撃が初期段階で阻止され、エンドポイントへの到達が防がれており、シンガポール、カナダ、英国と同様の「低リスク国」に分類されている。
⇒ 日本に関しては「wscript や PowerShell を悪用したスクリプト起点の不正活動、悪意ある文書ファイルによる侵入、SMB によるラテラルムーブメント、curl を用いたデータ外部送信といった『静かに進行する侵入型攻撃』が継続して観測されています」とコメントしています。

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