ネットワーク品質の早期改善が必要
楽天モバイルも自覚しているようで、AI三木谷会長は「ネットワーク強化による通信品質の向上は当然ながら契約回線数拡大に直結する。これまでも前例のないスピードで全国に自社ネットワークを構築し、かつKDDI様のネットワークも借り受けながら運営してきたが、特に都市部中心に急速な契約者数拡大を迎えている。これによるトラフィック増加分はしっかりと自社のネットワークで捌ききるよう、設備の増強を図っていきたい」としている。
確かに自社でネットワークを構築しているが、KDDIのローミングに依存しているエリアもまだ多いようだ。
2月6日に開催されたKDDIの決算会見で松田浩路社長は「先日、楽天モバイルで通信障害が発生した際には、我々の方にかなりのトラフィックが来ていたことが確認されている。つまり、それだけでエリアが重複しているということであり、そうした部分は順次、(ローミングを)切り、停波させていく」としたのだ。
実際、KDDIが公表しているローミングのエリアマップを見ると、関東圏だけを見ても、かなりの場所がローミングサービス提供エリアとなっている。
「東京23区および局所的なトラフィック混雑エリアは除く」とあるが、一方で、東京23区の繁華街エリアの一部」も対象としている。
つまり、混雑するエリアにおいてはauユーザーために、楽天モバイルに対してローミングは提供していないが、それ以外の場所であれば、23区内でもローミングとなっている場所があるということだろう。
楽天モバイルの通信障害はNTT東日本のデータセンターでの電源障害による影響であったが、結果として、auローミングと重複している場所があぶり出され、契約終了を待たずして、その場所はローミングが停止する恐れが出てきた。
楽天モバイルとすれば、早期にネットワーク品質を改善する必要があるのだ。

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