このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

ウイングアーク1st×ユカイ工学「ものづくり対談」レポート

甘噛みするだけのロボットに心が動く 予想外のヒットを生む“妄想起点”のプロダクト開発

2026年01月15日 10時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アイデアで重要なのは“心が動いた瞬間”を掘り出すこと

島澤氏:ここからは参加者からの質問に回答いただきたいです。社内でウケたけど、全然売れなかったプロダクトはあるでしょうか。

青木氏:社内の盛り上がりをそのまま世に出すほど自信を持っていないので、毎回色々な人にアドバイスを聞きにいきます。ただ、いきなり販売計画を立てると動きが重くなるので、まずは、試作品をつくり、コミュニケーションツールやアイデアを検証する道具にするというスタンスを心掛けています。

島澤氏:ユニークなデザインや企画を生み出すには、どのような環境や行動が必要かという質問もいただきました。

青木氏:前述のよう社内コンペには全員で参加しますし、アイデア出しだけの会も週一で開いています。筋トレのようなもので、どんな人でもやればやるだけアイデアが出せるようになります。

島澤氏:普段から考える習慣がつくと、人は色々な考えを持つようになりますよね。

青木氏:後は、観察眼が変わったり、普段見逃しているものに気が付きやすくなりますね。実際にわが社の経理一筋の四十台の女性は、ものすごくアイデアを出してくれます。

もうひとつアイデアで重要なのは、自分の“心が動いた瞬間”を掘り下げていくことです。甘噛みハムハムも、50代の男性・女性の方が一番ボリュームゾーン。甘噛みされると子育てを頑張っていた時の記憶がよみがえるという声をもらいます。

島澤氏:面白い話ですね。最後に、今後どういう価値を提供していきたいか聞かせてください。

青木氏:甘噛みとか猫舌とか日本語にしかない言葉で、僕たちのプロダクトは日本人らしいと言われることが多いです。これからも日本の感性を世界に打ち出していきたいですし、AIなど新しい技術が出てきても、その感性を組み合わせてものづくりに活かしていきたいです。

ちなみに2026年のCESでは、ベビーカーにしがみつくハンディファンロボット「Babyふーふー」を発表した

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    「原則出社」命じる企業とテレワーク社員の意識ギャップ/“推し活依存”自覚するZ世代が2割/シニアの利用が盛んな○○アプリ、ほか

  2. 2位

    データセンター

    600km超離れたデータセンター間でシステム全体を「完全自動復旧」 日立・NTTドコビジらが実証に成功

  3. 3位

    ビジネス・開発

    物流、病院、家事まで変える“フィジカルAI”最前線 AWSが支援する日本企業14社の挑戦

  4. 4位

    ITトピック

    SaaSに代わりAIエージェント支える“AaaS”が台頭/議事録作成AIは「意思決定支援」へ進化/生成AIの顧客満足度・1位はClaude、ほか

  5. 5位

    sponsored

    Active Directoryがサイバー攻撃の標的となる理由とその対策

  6. 6位

    TECH

    フロンティアAI対策を国内組織はどう捉えているか “内製化への意欲”と待ち望む“政府主導のガイドライン”

  7. 7位

    ビジネス・開発

    フィジカルAIを支える「攻めのIoT基盤」と「守りのOTセキュリティ」

  8. 8位

    sponsored

    高齢者をポットで見守る「みまもりほっとライン」 25年続く「サービスの温もり」とは?

  9. 9位

    デジタル

    Dropbox Protect提供開始 “過剰なファイル共有”をすべて把握し情報漏洩リスクを低減

  10. 10位

    デジタル

    「ツールは入れて終わりじゃない」 香川の建設コンサルが利用率1割だったkintoneを全社基盤に育てるまで

集計期間:
2026年09月01日~2026年09月07日
  • 角川アスキー総合研究所