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AI弁護士が議論を交わし判決までをシミュレーション、「AI模擬裁判」サービス開始

 Legal AI株式会社は12月28日に、AIが原告・被告それぞれの立場で議論し判決までをシミュレートする「AI模擬裁判(仮称)」の提供開始を発表した。

「AI模擬裁判」のプロセスは、ユーザーが事案の概要や証拠を入力すると、システム内で原告AIと被告AI、AI裁判官を生成。原告AIは、訴状に基づき権利侵害や損害を主張。被告AIは、原告の主張に対し、事実否認や抗弁(正当防衛、時効など)を展開する。

 こうしたやり取りを複数回繰り返し、議論を深掘りする中で、相手AIから厳しく追及されたポイントをハイライトし、ユーザーの弱点を可視化。双方の主張が出尽くした段階で、AI裁判官が法的観点から判決(勝敗、損害賠償額など)とその理由を示すという。

 活用メリットとして、AIの議論を通じて「自分に都合の良い解釈」を排し、第三者視点での客観的な見通しを得られるほか、シミュレーションで露呈した弱点を補強(追加証拠の収集など)できる、とする。また、弁護士が依頼者に対してリスクや見通しを説明する際の資料としても活用できるとしている。

 同サービスは、弁護士法72条に配慮し、最終的な法的判断ではなく、条文やガイドラインに基づく「情報提供・論点整理」に特化している、とのこと。シミュレーション結果を提供する分析ツールであり、個別の事件に対する法的鑑定や代理行為を行うものではないとのこと(弁護士法72条遵守)。実際の訴訟活動においては、シミュレーション結果も参考に、弁護士の助言を仰ぐことが推奨されている。

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