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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第128回

パリやフランクフルトより便利? 欧州旅行で使いやすかった空港とは

2026年01月07日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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●空港は拍子抜けするほどコンパクト。乗り継ぎがラクな理由です

 まず現地に到着して気がついたのは、「あれ、もう着いた?」という拍子抜け感です。大きな国際空港だと、あちこち移動があってそれだけで疲れてしまうことも。ところが空港内は、基本的にエスカレーターやエレベーターの上下移動で済むのでラクチン。

 旅の途中、ANAウィーン支店の倉田支店長にお話を伺う機会があったのですが、倉田支店長によると、国際線と国内線の移動もビルによる「縦移動」で完結するとのこと。そのため、乗り継ぎがスムーズです。入国手続きのあるシェンゲン協定加盟国への乗り継ぎ便でも、25分程度で可能とのこと(ANAとしての乗り継ぎ設定時間は40分となっています)。ロンドンやテルアビブなど、入国しない乗り継ぎであれば30分程度だそうで、いかにコンパクトで乗り継ぎしやすい空港かを物語っています。

ウィーン国際空港のターミナル3はビルタイプで、縦移動で国際線から国内線などへ移動できる

●早朝到着が効いてくる。羽田―ウィーン線の絶妙な時間設定

 深夜に出て、朝に着く——この時間設定も、想像以上に効いてきます。現在、羽田空港〜ウィーン線は週3便で運航しており、使用機材はボーイング787(787-9、冬期は一部787-8)となっています。このスケジュールもポイントで、羽田を深夜22時55分ごろに出発し、ウィーンに早朝6時に到着。この時間に到着すれば、ウィーン空港を午前中に出発する便にも余裕を持って乗り継げます。そのためか、ウィーン到着便は到着客の約6割がそのまま乗り継いで行くそうです。

ウィーンへのNH205便は、羽田空港を深夜に出発するスケジュール。写真下はウィーン国際空港のANAチェックインカウンターです

 ちなみに乗り継ぎ先は、東欧だけではなくフランス、イタリア、スペインといった西欧・南欧行きが大半を占めているとか。地図で見るとウィーンは欧州の中心部に位置するので、どこへ行くにも1時間から2時間ほどで到着できそう。このあたりも乗り継ぎ利用客が多い理由ですね。

ウィーン国際空港は地理的に欧州の中央にあり、どこへもアクセスしやすい。制限エリア内はショップも多く、乗り継ぎでも退屈しない

 今回の旅ではブラチスラバ以外にウィーンの街にも数泊滞在したのですが、かなり生活しやすく楽しい街でした。自分は初めての滞在でしたが、ウィーン発祥の伝統的なチョコレートケーキ「ザッハトルテ」を堪能したり、クリスマスマーケットを回ってみたりと楽しめました。結果的に、ウィーンは「通過点」ではなく、安心して一息つける「中継地」としても優秀な街でした。

ウィーン名物のシュニッツエル。いわゆるカツレツですが美味しい!

クリスマスシーズンも楽しい

ウィーン市内のあちこちでクリスマスマーケットを楽しめます

こちらはウィーン発祥の伝統的なチョコレートケーキ「ザッハトルテ」発祥のホテル・ザッハー

ホテル・ザッハーのザッハトルテは10.90ユーロ(約2000円)でした

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