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統合型サプライチェーンリスク管理クラウド「Spectee SCR」、「津波警報」と「台風進路予想」の機能を強化

 株式会社Specteeは12月19日に、製造業向けに展開する統合型サプライチェーンリスク管理クラウド「Spectee SCR」において、津波警報および台風進路予想の情報表示や該当サプライヤーを特定する機能の強化を発表した。サプライチェーンリスクマネジメントの迅速な初動と対応を支援するという。

 企業のサプライチェーンリスク管理においては、地震や津波、台風など自然災害の発生時に状況把握の正確性とスピードが求められる。Specteeでは、津波および台風リスク情報の表示機能や想定被害エリアにあるサプライヤーを迅速に把握する機能を強化。地図上でわかりやすく表示し、サプライヤー周辺のリスク把握を的確に行えるようにしたという。

 新機能では、 津波警報や注意報が発表された際に、対象となる区域を地図上に重ねて表示できるようになった。また、ホーム画面でも発表中のレベル(警報・注意報等)に応じたタグが表示され、危険度を一目で認識できるとのこと。従来は文字情報での確認が主だったが、地図上で視覚的に対象エリアを把握できるため、沿岸部に位置する工場やサプライヤーのうち、影響を受ける可能性が高い場所をすばやく特定できるとしている。また、避難指示の配信機能と合わせて、初動対応開始までの時間の短縮を図る。

 加えて、気象庁が発表する台風の進路予想図を地図上に重ねて表示できるようになった。台風の接近・上陸が予想される際に、自社のサプライチェーンと台風の進路・暴風域を同一地図上で確認できるため、事前の在庫確保や代替生産の検討など、より早い対策が可能になるとしている。加えて、グローバルなサプライチェーン管理のニーズに応えるために、米国を拠点とするナショナルハリケーンセンター(National Hurricane Center)の進路予想図も地図に重ねられるようになったという。

 同社では今後もテクノロジーを活用してサプライチェーンのレジリエンスを高め、企業の持続可能な事業運営を支援していくとしている。

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