メルマガはこちらから

PAGE
TOP

ChatGPTやGeminiなど10種以上のLLMを統合、法人向けオールインワンAIプラットフォーム「Doraverse」提供開始

 株式会社DORAVERSE JAPANは12月17日に、企業内のAI活用を統合的に管理・最適化する法人向けオールインワンAIプラットフォーム「Doraverse(ドラバース)」の正式版の提供開始を発表した。ChatGPTやClaude、Geminiなど10種類以上の大規模言語モデル(LLM)を統合し、各モデルの得意分野を活かして使い分けられるという。

 同社によると、多くの企業で生成AIの導入が進む中で、現場では用途ごとに「文章作成にはChatGPT、分析にはGemini」などと使い分ける手間が発生し、セキュリティとガバナンスの観点でも管理者が「誰がどのAIをどのように使っているか把握できない」というガバナンス上のリスクもあるそうだ。「Doraverse」では複数のAIツールを1つのUIで指揮・統合することで、利便性と安全性を両立させることを目指して開発したという。

「Doraverse」は、ChatGPT(OpenAI)やClaude(Anthropic)、Gemini(Google)など10種類以上のLLMを土台とし、「AIチャット」「AI議事録」「AIエージェント」「画像生成スタジオ」などの生成AI機能を、1つのUI、1つのサブスクリプションに統合。ユーザーは「論理的な文章作成ならClaude」「最新情報の検索ならGemini」といったように、各モデルの得意分野を活かしてワンクリックで使い分けられるという。

 また、プログラミング言語を使わずにシステムを構築するノーコード技術を採用。専門知識がない人でも「会議の議事録を要約してメールで送る」や「日報から課題を抽出する」といった定型業務を自動化し、ワークフローをAIエージェントとして作成可能だとしている。

 法人利用に欠かせないガバナンス機能(管理者機能)も装備。法人導入では、利用する従業員のサブスクリプションを一括して法人契約できるとのこと。管理者機能では、従業員の組織登録やAIツールの利用権限設定、利用量の最適化などによって、管理者がAI活用状況を把握し、適切な利用環境を維持。機密情報の入力を防ぐフィルタリング設定で、意図しない情報漏えいを防ぐという。

■関連サイト

合わせて読みたい編集者オススメ記事