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みやさとけいすけの工具探検隊 第111回

工具好きの“はいはい好きです”を引き出す1本

“変態スペック”な定規が想像以上だった

2025年12月29日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●その他の便利機能も搭載

 定規とは異なりますが、さらに便利機能として4つほど搭載しています。その1つが、マグネットペン。ボディに内蔵されている磁石で貼り付いているもので、紙や木材、革などに書くことができます。

マグネット内蔵の、小さなペン。メモ書きや材料への寸法書きなどに便利

 このマグネットペンの逆側は少し尖っており、ここを使ってテープを切り、段ボールを開封するといったことができます。定規の角で切る方が楽だったりもしますけどね。

段ボールの開封など、テープを切りたいシーンで活躍

 このほか、水平器栓抜きソケットドライバー機能もあります。水平器はかなり小さいので、そこまであてになりませんが、目安としては十分です。なお、ドライバービットは付属していないので、ドライバーとして使いたいときは、別途ビットを自分で用意する必要があります。といっても、一般的な6.35mmなので、簡単に用意できるでしょう。

あまり正確ではないですが、ザックリ水平が分かれば十分だという時に使えます

栓抜きが必要な時に限って見つからないのは、よくあること。そんなときでも安心です

ビットは奥まで入りませんが、回せるくらいにはハマります

●チタン合金製というのも特別感あり!

 多くの機能を搭載しているうえ、本体は軽くて強くて錆びにくいチタン合金製。趣味ガジェットとしての特別感があり、「こういうのが好きなんでしょ?」と聞かれたら、多くの人が迷わず「はい!!」と答えるでしょう。

 もうちょっと便利に使いたい人向けのアクセサリーもあり、ペンキャップペンチップ(色鉛筆チップもあり)、ドライバーチップ発光チューブレザーケースなんかも用意されるようです。

 もちろん、実用性を重視するなら、それぞれの機能を持つ専門工具を買うのが間違いなく正解です。しかし、多機能ツールからしか得られない栄養があり、そんな栄養がたっぷり詰まっているのが「Tiruler」。刺さる人にはブッ刺さるタイプのツールでした。

●お気に入りポイント●

・高級感あるチタン合金製

・曲線の長さが測れるローラー定規

・小さいけれどノギスまで装備

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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