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動画生成AI「NoLang」、多言語機能をアップデート 日本語資料から18言語に対応した研修動画を自動生成

 株式会社Mavericksは12月13日に、企業の外国人労働者向け研修を支援するため、同社が提供する動画生成AI「NoLang(ノーラン)」の多言語対応機能の拡充を発表した。既存の日本語マニュアルや資料をアップロードすると、全18言語に対応したナレーション・字幕付きの研修動画を自動生成するという。

 同社によると、日本企業における外国人労働者の雇用は増加しているが、それに伴い、社内教育における言語の壁が課題になっているという。また、解決策となるべき社内マニュアルの多言語対応が、現場レベルでは追いついていないのが実情だと指摘する。

 こうした課題を背景に、同社は動画生成AI「NoLang」の多言語機能を拡充。従来「NoLang」では既存の社内資料(テキスト、PowerPoint、PDFなど)から英語のナレーション・字幕付き動画を自動生成する機能を提供してきたが、今回のアップデートによって、英語以外に韓国語、ベトナム語、ネパール語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など全18言語に拡大したという。

 また、作成済みの動画を他の言語へ変換・生成する機能を追加。これにより、動画編集スキルのない人でも「まずは日本語で研修動画を作成し、その後ワンクリックで外国人材向けに多言語化する」ことができ、多言語対応動画を手軽に作成できるとしている。

 日本語で作成した動画は、以下の3ステップで他言語に変換可能とのこと。
①NoLangで作成した日本語動画の視聴画面を開き、「縦横比/言語を変換」ボタンを選択
②設定画面にて、変換したい言語を選択(全18言語から選択可能)
③「生成」ボタンを押し、完了を待つ(自動で選択言語の動画が生成される)
(対応言語:英語/韓国語/中国語(簡体・繁体)/フィリピン語/ベトナム語/インドネシア語/タイ語/ネパール語/ヒンディー語/ベンガル語/スペイン語/フランス語/ポルトガル語/イタリア語/ドイツ語/ロシア語)

 動画による研修はテキストのみの場合と比較して記憶定着率が高いという。同社では、外国人労働者向けに業務手順や安全規則を母国語の動画で提供することで理解度を高めるとともに、教育担当者のスキルに依存しない「教育の質の標準化」の実現を図り、生産性向上に寄与するとしている。

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