LOOV、「営業現場におけるAI活用実態調査」を実施。営業職の9割が生成AIを認知、約7割が“成果改善”を実感
LOOV Inc.
一方で最大の課題は“情報の正確性”と“安全性”。次のフェーズはAIエージェント活用へ
最適な解説/説明体験の自動化を実現するVideo Agent「LOOV(ルーブ)」を展開する、株式会社LOOV(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:内田雅人、以下当社)は、全国の企業に勤める営業担当者・営業責任者459名を対象に、「営業現場におけるAI活用実態調査」を実施しました。
生成AIが急速に普及するなか、営業職の90.8%が生成AIを認知し、活用者の約7割が「営業成果が改善した」と回答する一方、「情報の正確性」や「セキュリティ・情報漏えいリスク」、社内ルール未整備などの組織的課題も明らかになりました。また、AIエージェントの認知は6割、導入に前向きな層は8割超にのぼり、営業現場では「文章生成」から「業務プロセス全体を支援するAI」への期待が高まっていることが分かりました。

生成AIで“営業成果が上がった”と答えた人は74.2%(LOOV)
●調査背景
生成AIは、ChatGPTをはじめとする汎用AIの登場をきっかけにビジネス現場へ急速に広がり、営業現場でも提案資料やメール作成など、日常業務の一部として活用が進んでいます。
一方で、「どの程度、実際の成果につながっているのか」「どのような課題がボトルネックになっているのか」「次のステップとして、どのようなAI活用が期待されているのか」といった点は、十分に可視化されているとはいえません。
そこで、Video Agent「LOOV」を開発・提供する当社は、営業現場における生成AIおよびAIエージェントの活用状況と課題、今後の期待領域を明らかにすることを目的に、本調査を実施しました。
●調査サマリー
1. 生成AI活用者の約7割(74.2%)が営業成果の改善を実感。生成AIを日常的に使う営業ほど効果が大きい傾向
生成AIを営業活動に活用している担当者のうち、74.2%が「受注率や商談数などの営業成果が改善した」と回答。「ほぼ毎日活用している」層では、85.3%が成果改善を実感しており、継続的な活用が成果に結びつきやすいことが示されました。
生成AI活用者の約7割(74.2%)が営業成果の改善を実感(LOOV)
2. 営業職の90.8%が生成AIを認知。生成AI活用・検討層はあわせて63.6%
営業職のうち生成AIを「知っている」と回答したのは90.8%という結果に。営業業務で生成AIを「活用している」人は49.2%、「現在検討している」は14.4%で、全体の約6割が生成AI活用に前向きである一方、「活用していない」層も36.5%存在しました。

営業職の90.8%が生成AIを認知。生成AI活用・検討層はあわせて63.6%(LOOV)
3. 最大の課題は「情報の正確性」と「セキュリティ・情報漏えいリスク」。“社内ルール未整備”も導入のブレーキに
生成AI活用の課題として、「情報の正確性」(44.2%)、「セキュリティ・情報漏えいリスク」(43.4%)が上位に。生成AI導入が進まない理由としては、「社内ルールが未整備」(50.0%)、「情報漏えいへの懸念」(40.0%)が挙がり、技術面よりも運用ルールや安全性といった組織的な要因がボトルネックとなっていることが分かりました。

最大の課題は「情報の正確性」と「セキュリティ・情報漏えいリスク」。“社内ルール未整備”も導入のブレーキに(LOOV)
4. AIエージェントの認知は6割。導入に前向きな層は8割超で、“顧客対応自動化”と“成果予測”への期待が高い
AIエージェントの概念を「知っていた」営業職は60.8%。営業支援AIエージェントに期待する役割としては、「顧客対応の自動化」(48.3%)、「営業データに基づく成果予測・アラート」(46.8%)が上位に。導入意欲については「強く導入したい」「条件次第で導入したい」が合計80.4%にのぼり、導入の必須条件として「セキュリティ・情報管理体制の構築」(62.4%)、「社員教育・トレーニングの整備」(37.6%)、「CRMや既存システムとの連携」(34.3%)などが挙げられました。

AIエージェントの認知は6割。導入に前向きな層は8割超で、“顧客対応自動化”と“成果予測”への期待が高い(LOOV)
5. 活用領域は“文章作成”が中心。営業メールと提案資料で大きな時短効果
生成AIの活用シーンは「営業メール・メッセージ作成」(60.0%)、「提案資料作成・ブラッシュアップ」(48.8%)が上位を占め、文書作成領域に利用が集中。活用者の86.1%が「週1時間以上の業務時間削減」を実感しており、反復的な文章作成業務で即効性の高い効果が見られました。

活用領域は“文章作成”が中心。営業メールと提案資料で大きな時短効(LOOV)
6. 今後の期待は“業務効率化”から“顧客理解・戦略立案”へシフト
今後、生成AI/AIエージェントに期待する領域として、「顧客理解・アカウントマネジメント」(58.1%)、「営業戦略の立案」(50.6%)が上位に。メールや資料作成といった効率化領域を超え、営業戦略や顧客理解といった高度な領域への期待が高まっていることが分かりました。

今後の期待は“業務効率化”から“顧客理解・戦略立案”へシフト(LOOV)
※いずれも単一回答/複数回答。小数点以下は四捨五入のため合計が100%にならない場合があります。
●当社コメント
生成AIは営業現場で確かな成果を生み始めています。その一方で、「正確性」や「セキュリティ」への不安が、次の活用フェーズを止めていることも明らかになりました。
営業担当者の関心は、文章作成の効率化にとどまらず、顧客理解や営業戦略といったより高度な領域へと広がっています。
LOOVは、その前提となる“正確で再現性のある説明”をAIプレゼン動画で標準化し、営業現場が安心してAIを活用できる環境づくりを支援していきます。
株式会社LOOV 代表取締役CEO 内田 雅人























