Cellid、メガネ型ARグラスのリファレンスデザイン2モデルを発表
Cellid株式会社は12月2日に、拡張現実(AR)グラスの新たなリファレンスデザイン(検証用モデル)のグリーンとフルカラーの2モデルを発表した。グリーン単色モデルは量産化に成功した最新のプラスチック製ウェイブガイド(ARグラス用ディスプレイレンズ)を搭載、フルカラーモデルはガラス製ウェイブガイドを搭載。両モデルともワイヤレス、軽量メガネ型ARグラスで、企業のDX推進から日常生活での活用まで幅広いシーンに対応するという。フルカラーモデルの提供開始は2026年1月を予定しているとのこと。
これらのモデルは、ARグラスに対するニーズと多様化する使用用途に対応するため、同社がARグラス開発で培った技術と、パートナー企業の製品開発ノウハウを融合して開発。スタイリッシュなデザインと、多様な用途に対応する実用性を兼ね備えているとしている。
全モデルに両眼ARディスプレイと視野角(FOV)30°を採用し、屋内外での視認性と自然な視界を実現したとのこと。最大3000nitのMicro-LEDプロジェクターによって、情報がくっきりと表示されるという。加えて、2モデルには、それぞれ同社が独自開発した最新のプラスチック製とガラス製ウェイブガイドを採用し、軽量性と光学性能の両立を実現しているという。
グリーン単色モデルはシンプル構成のエントリーモデル。CPUはAlif E7 Processor、最新のプラスチック製ウェイブガイドと5Mピクセルカメラ、802.11axのWi-Fiを搭載。AI×ネットワーク活用シーンに強みを発揮するとしている。ハイエンド向けのフルカラーモデルは、ガラス製ウェイブガイト搭載で、高解像・高輝度による圧倒的な映像品質を実現したとのこと。CPUにQualcomm AR1 + GX8002を採用。12MピクセルカメラとWi-Fi7対応により、ARを活用した先端プロジェクトやXRプラットフォーム開発などに適しているという。

























