メルマガはこちらから

PAGE
TOP

理想の業務フロー設計を支援 AI要件定義「Acsim」、「ToBe業務フロー設計AIエージェント」リリース

 株式会社ROUTE06は11月27日に、同社が提供するAI要件定義「Acsim(アクシム)」において、新機能「要件定義における業務フロー設計AIエージェント」の搭載を発表した。同機能は、要件定義の根幹となるToBe業務フロー設計(理想とする業務の姿を描く工程)において、企業ごとの業務知識やノウハウをAIが学習し、一貫性のある設計を支援。担当者の経験や勘に依存していた業務プロセスの構造化をAIがサポートし、再現性の高い“自社らしい要件定義”を支援するとしている。

 同機能では、「ToBe(改善後の理想業務)」を設計するプロセス全体を4つのステップでAIエージェントが支援するという。

1.自社ナレッジを「Acsim」に集約し設計品質を標準化:
自社の業務ルールやSaaSの設計書・知見、ベテラン担当者の判断基準などをナレッジとして「Acsim」に蓄積。これをもとにAIが企業固有のあるべき業務像を理解し、改善提案を行う。

2.検討したい変更方針を入力するとAIが「変更計画のたたき台」を作成:
担当者が「承認プロセスの短縮」や「SaaS導入による工数削減」など、業務の変更方針を入力すると、AIが変更点と対象業務やSaaSなどでの実現可否、変更による効果などの情報を整理し表示する。

3.確定した計画に基づき、AIが業務フローを構造化・設計:
方向性が固まったら「Acsim」上でAIがToBe業務フロー図を設計。計画に含まれる変更点に対し、それぞれの専門領域に特化したAIエージェントが個別に立ち上がり、以下の要素を提示する。
・変更点ごとの具体的な業務手順
・関連するSaaS機能やデータの流れ
・登場人物・関係者の役割
・例外ケースの処理方法
必要に応じて、各フローには「なぜこの手順が必要か」といった理由・背景情報を付加する。

4.設計内容をもとに要件一覧やプロトタイプに展開:
設計が完了したら、業務フローに基づいて「機能リスト」や「プロトタイプ画面」、「効果測定など稟議に必要な資料、設計書」などの成果物を生成。開発・合意形成に着手できる状態に整えるという。

 単なる業務フロー図の生成にとどまらず、検討から構造化、意思決定、設計反映までを一貫してサポートするとしている。

■関連サイト

合わせて読みたい編集者オススメ記事