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クラウド上で3Dデータを保存・共有・閲覧可能に、3Dクラウドプラットフォーム「TAVIO BIZ」リリース

 株式会社OpenHeartは11月27日に、3Dデータの管理・共有の複雑さを解決するための3Dクラウドプラットフォーム「TAVIO BIZ(タビオ ビズ)」のリリースを発表した。直感的に操作できるというUIと柔軟な拡張性を備え、3Dコンテンツを手軽に活用できる環境を提供するとしている。

「TAVIO BIZ」は、独自の3Dエンジン「TAVIO」を搭載した3Dクラウドプラットフォーム。クラウド上で3Dデータを保存・共有・閲覧でき、専門的なソフトウェアや知識がなくても、3Dコンテンツを自在に扱える環境を実現するという。

 従来、3Dデータは容量が大きく閲覧環境に制約があり、操作も難しいことから、その扱いは一部のクリエイターなどに限られていた。こうした課題を解消するため、同社は「誰もが使える3Dクラウド」を目指し、「TAVIO BIZ」を開発。3Dをビジネスで活用したい企業や個人クリエイターなど幅広い利用者に対応するとともに、チーム利用に適したUI設計やエンジンチューニングを施すなどPoC開発や実装検討にも活用できるようにしたとのこと。生成した3Dデータは公開・共有でき、製品プロモーションやイベント展示、クリエイティブ制作まで多様な用途に展開可能だという。

「TAVIO BIZ」の主な特徴としては以下が挙げられている。

チームで使える3Dストレージ管理機能:
チームや部署を横断した3Dデータ共有・管理を可能にするクラウドストレージ機能。社内外のメンバーでデータを共有可能で、プロジェクトごとの閲覧権限やコメント機能にも対応する。

専用ソフト不要の3Dビューワ:
ブラウザ上で即時に3Dモデルを表示。不動産やECサイトの商品など、リンクだけで立体的に閲覧可能。少ない入力枚数で3D生成できるという。

API・SDKの提供:
自社アプリや既存システムやサービスに、3D体験を統合可能。また、法人・開発者向けにAPIを提供し、製品情報の3D化、ECサイトでの立体ビュー、メタバースや空間体験の構築など、業界課題や体験設計にあわせたカスタマイズに対応するとのこと。ドキュメントやSDKを整備し、開発者がスムーズに導入できる環境を用意しているという。

軽量かつ高速なクラウド処理:
独自手法によって事前に空間構造を解析して最適化。見た目の美しさと立体構造の正確さを両立し、処理時間短縮・コスト削減・新しいUXを実現しているという。

 想定する活用シーンとして、不動産業における物件の3D内覧・プレゼン資料・営業提案や、EC・小売業におけるWebサイトでの商品の3D表示、観光業において観光地や観光施設、文化財などを3Dでオンライン公開することなどを挙げている。

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