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カメラ映像をAIで解析し製造・物流現場の人やモノの動きをデータ化、「DAVIE Motion Analysis :DAVIE MA」販売開始

 ファーストループテクノロジー株式会社は11月26日に、製造業や物流業などの現場で発生する課題解決を支援する「DAVIE Motion Analysis:DAVIE MA」の販売開始を発表した。カメラの映像をAIで解析し、人やモノの動きを自動でデータ化・可視化するパッケージアプリケーションだという。

「DAVIE(Data Value Improvement Engine:デービー)」は、同社が開発した産業用CPSエンジン(サイバー・フィジカル・システム・エンジン)の名称。現場の人、モノ、機器の動きなどのリアルなデータをデジタル空間で分析・最適化し、その結果を現場にフィードバックすることで業務改善や意思決定を支援する仕組みの中核を担うという。
※現実世界(フィジカル空間)から収集したデータをサイバー空間で解析・活用し、新たな価値創出や課題解決に活かす仕組み

DAVIE Solution 概要

 DAVIEエンジンを基盤とするソリューション群は、大規模なデータ連携と全体最適化を目指して基幹システムなど広範なシステムとの連携を行うソリューション「DAVIE Solution」と、映像解析に特化し特定の現場課題を「早く」「安く」「簡単に」解決することに焦点を当てた「DAVIE Motion Analysis:DAVIE MA」があるという。

 今回販売開始となった「DAVIE Motion Analysis :DAVIE MA」は、現場に設置されたカメラ映像をAIで解析し、「人」や「モノ」の動きを自動でデータ化・可視化するパッケージアプリケーション。AI解析機器、管理ダッシュボードをセットでレンタル提供することで、ユーザーのAI導入の負担軽減を図る。また、既存のカメラも活用可能なため、導入コストとデータの収集・分析・報告にかかる工数と時間の削減にも寄与するとしている。

 ベーシックプランでは、人・エリア検知に特化。人数カウント、密集具合分析、入退場・滞在時間分析など、現場の基本監視と安全管理をすぐに開始できるという。アドバンスプランでは、ベーシックプランの機能に加えて、人・モノ・エリア検知に対応。初期モノ検知対象(フォークリフト、トラックなど約80品目)を含め、より詳細な動線分析が可能とのこと。

 プロフェッショナルプランでは、ベーシック/アドバンスプランにはない機能を、ユーザーの要望に応じて提供。骨格検知、行動推定、人流解析など、解析モデルの開発やカスタムダッシュボードの構築が可能だという。エンタープライズプランでは、プロフェッショナルプラン同様の機能のカスタマイズに加え、DAVIEエンジンによる基幹システム連携を可能にし、生産管理の全体最適化を支援するとしている。

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