続いて、両サイドの手押しハンドルを持ちながら、ゆっくり開いていきましょう。急いで一気に開くと、棚板などに体や服などを挟んでしまうので慎重に。キャスターが動いてくれるため、思っているよりスムーズに開いてくれます。
なお、片側だけ開いてしまうことがないよう、側面には開閉ガイドとなるレールがついています。荷物の出し入れにジャマになることもありますが、1面だけなのでそこまで問題にはならないでしょう。
開いたら上から棚板を軽く押し、完全に開いていることを確認。最上段にあるハンドルをスライドしたら完成です。慣れれば10秒もかからず組み立てられるので、使いたいときにスグ使えるようになります。
棚板のサイズは、実測で大体58×38cmくらい。ハンドルのポールなどの出っ張りはありますが、A3ファイルサイズを一回り大きくしたくらいの面積があるので、かなり大きな荷物が置けます。上段にはバッグをそのまま置いてモノを取り出したり、ノートPCを広げて軽く作業するといった使い方も可能です。
また、耐荷重は各棚板ごとに30kg。総耐荷重90kgもあるので、大量の荷物を一気に運びたいときでも安心です。
ちなみに、折りたたみは逆の手順で戻すだけ。棚板最上段のハンドルをスライドして引き出し、持ち上げたら、後は手押しハンドルを左右から押して最後まで閉じ、固定用の面ファスナーで止めるだけです。
●移動が快適になるロック付きの大型キャスター
折りたたみ式でも、キャスターは直径約7.6cmと大型のものを採用。素材はエラストマーのようで、適度な弾性があります。ガラガラと音を立てることもないですし、ちょっとした段差を乗り越えるのも楽です。
もちろん回転式なので、好きな方向へとスムーズに移動できます。また、2輪だけとはいえロック機能もあるため、作業中に体が当たってしまって動いてしまう、緩やかな傾斜で走り出してしまう、といった心配もありません。
棚板は浅い箱型となっているため、転がりやすいドライバーなどをそのまま載せても大丈夫。移動中に落ちる心配がないので、必要な工具や素材を集めてまわるのにも便利です。
折りたたみ式の最大のメリットは、コンパクトになるため収納場所に困らないことでしょう。約20cmにまで細くなるため、壁や棚、机などの隙間などにスッと入ってくれます。使うときも10秒足らずで組み立てられますから、よく使う場所の近くに収納しておくのがオススメです。

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