BIM/CIMクラウド「KOLC+」、3Dグラフ機能を強化 ICT土工やトンネル掘削などで5万件以上の3Dボクセル表現に対応
BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」を提供する株式会社コルクは11月17日に、デジタルツインに計測データをAPI連携できる「3Dグラフ」機能において、大規模なボクセル描画に対応したことを発表。描画処理やメモリ消費を改善し、ICT土工やトンネル掘削などで5万件以上の3Dボクセルを表現可能にしたという。
同社が2025年6月に正式リリースした「3Dグラフ」は、計測データをデジタルツインにAPI連携して3次元グラフとして表現できるというもの。リリース後、機能強化やAPI連携を拡充してきた中で、ICT土工やトンネル掘削などで数万件以上のボクセル表現を行いたいという要望を多数受け、今回、大幅な描画処理の見直しとメモリ消費の改善を実施。5万件以上のボクセル表現に対応したとのこと。
「3Dグラフ」でボクセル対応するには、CSVまたはJSON形式でボクセルの「中心座標」と「属性情報」を用意するのみとのこと。色分けの凡例設定やボクセルのサイズ定義は「KOLC+」側のクラウド画面で設定可能。色分けは現場のニーズに合わせてカスタマイズできるという。
計測データは手動で「KOLC+」にアップロードできるが、AWS(Amazon S3)や外部クラウドとAPI連携すれば、自動的にボクセルと属性情報を更新可能。今回のアップデートで自動更新の秒数を指定できるオプションを追加実装したという。
また、計測データの属性情報を「一覧表」で確認できるモードを追加実装。ボクセルに含水比や設計値などの属性情報を含めれば、BIMビューアと並べて参照できるとのこと。一覧表の行をクリックすれば対象グラフにフォーカス可能だという。
「KOLC+」の「GNSSモデル連携」を併用すると、3D重機や作業員をボクセル上にリアルタイムに連動できるという。さらに、ドローン撮影による点群データやBIM/CIMモデル、2D図面、地形などを統合して施工管理に活用できるとしている。





























