独自の3Dエンジン「TAVIO」で手軽に3D撮影を体験できるサービス「TAVIO STUDIO」リリース
株式会社OpenHeartは11月13日に、高精度な3D撮影を体験できるサービス「TAVIO STUDIO(タビオスタジオ)」のリリースを発表。あわせて、3D撮影専用スタジオ「TAVIO STUDIO ASAKUSA」を東京・浅草にオープンしたと発表した。
同社では、AI技術と独自の画像処理技術を融合させた自社開発の3D生成技術「TAVIO ENGINE」を活用したサービスを展開。これまで3D撮影には専用の機材や高度な環境が必要だったが、TAVIOでは自社開発の技術によって、手軽に導入できる3D撮影環境を実現したとのこと。
「TAVIO STUDIO」は、人物・商品・空間・イベントを高精度の3Dデータとして撮影・保存・共有できるというフォトサービス。最新の3DGS(3Dガウシアンスプラッティング)技術を応用して独自の設営キットとシステムUIを開発し、「設営約1時間・コスト約10分の1」で3D撮影を身近なものにするという。現在は専任スタッフが撮影と運用を担当しているが、将来的には専任スタッフを必要としない、誰もが簡単に3D撮影を行えるサービスへと発展させることを目指しているそうだ。
浅草にオープンした「TAVIO STUDIO ASAKUSA」では、誰でも高精度な3D撮影を体験できるとのこと。「TAVIO STUDIO」の特徴は、独自の同期撮影セットによって「一瞬の立体」を捉えられる点だという。従来の3Dスキャンは、動画撮影やフォトグラメトリのように多数の写真を用いて生成する手法が主流だったため、スキャン対象は静止した物体に限られ、人物を3D化する場合は長時間動かずにいなければならなかった。「TAVIO STUDIO」では、独自開発の同期撮影システムと3D生成エンジン「TAVIO ENGINE」を組み合わせることで、1回のシャッターで3D撮影を完了。これまで難しかった「動いている瞬間」の3D化を実現したという。
また、出張3D撮影も可能とのこと。「TAVIO STUDIO」では画像データのみから3Dを生成できるため、商業施設やイベント会場、観光地、展示会など、さまざまな場所での3D撮影が可能だという。約1時間の設営で現場に「3Dスタジオ」を再現し、来場者が自分の立体データを撮影できる体験型コンテンツとして提供できるとしている。撮影からデータ受け取りまでシームレスに設計しており、利用者はその場で自身の3Dデータを受け取り、すぐにSNSで共有するなどできるという。




























