マイクロ波センサーで夜間や悪天候でも車両速度を計測、車両通過時間予測システム「MS-VPP」提供開始
株式会社GRIFFYは、マイクロ波センサーにより工事現場に接近する車両の速度を計測してサイネージやタブレット等で通過予測時間を周知する車両通過時間予測システム「MS-VPP」をエコモット株式会社と開発、2025年11月から建設事業者向けに提供を開始したと発表した。昼夜・天候を問わず工事現場に接近する車両の通過予測時間を周知し、工事現場作業員の安全性向上に貢献するという。
マイクロ波センサーによる車両通過時間予測システム「MS-VPP」は、マイクロ波センサーで工事箇所へ接近する車両の検知と速度の計測を行い、車両の速度と、あらかじめ指定した場所の通過予測時間をサイネージやタブレット上に表示するシステム。連続して通過する車両についても計測・表示が可能だという。
マイクロ波センサーに接続したデータ制御盤によって、車速データと演算した通過予測時間をLTE回線で送信。マイクロ波センサーを活用することで、夜間や悪天候でも精度よく車両の検知と速度の計測が可能であるとともに、クラウドを介さず受信側でデータ処理するため、タイムラグ無く情報を表示できるという。
これにより、工事出入口から出庫する工事車両の運転手や交通誘導を行う作業員が、「あと何秒で車両が現場出入口付近を通過するか」を把握できるようになり、視認性の悪い箇所の安全対策を実現するとしている。同製品は受注生産品で、販売のみの取扱いとなるという。


























