このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

組みたい自作PC構成まるわかり!! 第121回

【今月の自作PCレシピ】世界三大銘木のウォールナット材をまとったゲーミングPC

2025年11月08日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 パソコンならではの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPCの自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。

 ”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。

高級木材を使ったシックなデザインのゲーミングPC

 冬のPC新調シーズンが到来中だ。悩みに悩んだPCパーツ一式を購入したり、BTO PCをショップスタッフと相談しながら選んだりと、秋葉原パーツショップには多くの人が訪れている。

 今回は、ゲーム好きスタッフが多く、ゲーミングデバイスも充実している「パソコンショップ アーク」にレシピを相談した。店長の渋谷さんが、おすすめの自作レシピを考えてくれたので紹介していこう。

銀座線末広町駅からほど近い、パソコンショップ アーク。PCパーツだけでなく、ゲーミングデバイスも豊富

ゲーム好きスタッフが構成を考えた、オリジナルBTO PC「arkhive」にも注目したい。八角柱デザインが目を引く、Thermaltake「The Tower 300」採用BTO PCもある

ゲーマーでもある同店店長を務める渋谷さん

ゲーミングPCなのに発光しないのが逆に新鮮

 ゲーミングPCを組むうえで、最も要望の多い予算という25万円(OS別)をターゲットにしたレシピとなっている(1週間前なら! と悔やまれるのがメモリー価格の急騰。そのほかのパーツにも波及中で、予算アップは避けられない状況だ)。

 予算とともに、デザインにもこだわったという渋谷さん。ウォルナット材が使われたPCケースに、LEDギミックを備えない各種パーツで上品な1台に仕上げてくれた。パフォーマンス面にも抜かりなく、ゲームだけでなく動画や写真の編集作業にも不足なしのパーツを組み合わせている。

渋谷さんチョイスのレシピ。総額は26万4880円となっている(11月3日の取材時点では25万円で買えたのだが、メモリー価格が急騰し11月7日の時点で約1万5000円値上がりしている)

 PC自作で最も悩む部分と言えばCPUだろう。今ゲーミングPCを組むなら、AMD Ryzenシリーズが第一候補となるが、インテル Core Ultra 200SシリーズのCore Ultra 7/5もいい感じに値下がりしている。渋谷さんも、価格を抑えながらゲームとクリエイティブをそつなくこなせるCore Ultra 7 265KFを組み合わせている。

iGPU非搭載のCore Ultra 7 265KF。Pコアが8コア、Eコアが12コアの合計20コア/20スレッドで動作する

値下がりしたCore Ultra。14コア/14スレッドで3万5000円前後のCore Ultra 5 245KFも狙い目だ

信頼性抜群の定番パーツで組むシックなゲーミングPC
CPU インテル「Core Ultra 7 265KF」(20コア/20スレッド 最大5.4GHz) 4万9800円
CPUクーラー Corsair「NAUTILUS 360 RS BLACK CW-9060089-WW」(簡易水冷、360mmラジエーター) 1万3480円
マザーボード MSI「MAG B860 TOMAHAWK WIFI」(インテルB860、ATX) 2万8980円
メモリー SanMax「DDR5-5600 32GB Black PCB Edition SMD5-U32G88H-56BB-D」(16GB×2、DDR5-5600) 3万7400円
ストレージ Sandisk(Western Digital)「WD_Black SN7100 NVMe SSD 2TB WDS200T4X0E」(M.2 SSD 2TB、PCIe4.0×4) 2万280円
ビデオカード ASUS「PRIME GeForce RTX 5070 12GB GDDR7 OC Edition PRIME-RTX5070-O12G」(GeForce RTX 5070、12GB GDDR7) 9万1980円
PCケース Okinos「Cypress 7」(ミドルタワー、ATX) 9980円
電源ユニット MSI「MAG A750GL PCIE5 ATX」(750W、80PLUS GOLD) 1万2980円
総額(税込)   26万4880円

※価格は11月7日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

デジタル用語辞典