メルマガはこちらから

PAGE
TOP

衛星データとAIを活用して土地を探索する不動産AIツール「WHERE」モバイル版リリース

 株式会社WHEREは10月29日に、衛星データとAIを活用して土地を探索できる不動産AIツール「WHERE」のモバイル版リリースを発表した。不動産実務者は外出先や移動中・現場でも「WHERE」上で不動産の探索や登記情報の取得ができ、現場での意思決定と営業効率の向上を支援するという。

 同社によると、不動産業界では仲介業者に依存した限定的な用地仕入れや、候補地リストの作成・地権者情報の取得に多くの時間と労力を要するなど、構造的な課題が残っているという。こうした課題に対して同社は、衛星データとAIを活用して効率的かつ迅速な土地探索を支援し、地権者と直接つながることを可能にした「WHERE」を提供。ディベロッパーや不動産仲介業者を中心にユーザーを獲得しているとのこと。

 一方で、「WHERE」は主にPCブラウザでの利用を前提としていたため、現場や移動時の業務には十分に最適化されていないという課題があり、ユーザーから「移動中や現地で地権者情報を確認したい」「PCを持たずに利用したい」といった要望を受け、スマートフォンやタブレットなど手元の端末に最適化された「モバイル版」を開発したとのこと。

 主な新機能として挙げられているのは、マップ上でのリアルタイム現在地取得の機能。デバイスの移動に合わせて現在地を自動で追従するため、スマートフォン1台で現地調査を行う際に便利だという。

 また、セルフ探索・登記情報の取得機能では、モバイル版でもマップ上でのセルフ探索や登記情報の取得が可能。気になる不動産を見つけ次第、その場で必要な情報を把握し、地権者への迅速なアプローチを支援するとのこと。

 マップ上のレイヤー表示の機能では、筆界や用途地域などをマップ上にレイヤーとして重ねて表示しながらの探索が可能で、移動中などのスキマ時間も有効に活用できるとしている。

 同社では「モバイル版」のリリースによって、不動産実務者は現地で候補地を確認しながら「現地でのセルフ探索」「所有者情報の取得」といった一連の業務が外出先で完結できるようになり、意思決定のスピード向上と営業効率化が期待されるとしている。

■関連サイト

合わせて読みたい編集者オススメ記事