車間距離や衝突リスク、居眠り運転など検知 商用車向けAI搭載ドライブレコーダー「DAI-02A」販売開始
TTS株式会社は10月24日に、商用車向けに開発したAI搭載ドライブレコーダー「DAI-02A」の販売開始を発表した。同製品は、最大3台マルチカメラ対応・LTE通信とGPS機能によるリアルタイム監視と、ADAS(先進運転支援システム)やDMS(ドライバーモニタリングシステム)などの技術によって、車両管理者とドライバー双方の負担軽減と安全性向上を図るという。
同社によると、物流・運送業界では「安全運転の徹底」「事故発生時の迅速な対応」「車両の稼働状況の可視化」といった課題が深刻化しており、特に法人車両の運用現場では運行管理者とドライバーの双方に負担がかかり、効率的かつ高精度な管理体制の構築が求められているという。こうした課題に対して同社は、AIとGPSを融合した法人向け高機能ドライブレコーダー「DAI-02A」を開発したとのこと。
特徴の1点目として、広範囲のリアルタイム監視と多視点録画を挙げている。最大3台のカメラ接続に対応し、前方・側方・車内など複数の視点から映像を同時記録。LTE通信によって遠隔地から映像をリアルタイムに確認できるほか、GPSトラッキング機能で位置・速度・走行履歴を映像や録画ファイルに自動的に記録可能。管理者からドライバーへリアルタイムで音声指示も送信可能とのこと。
特徴の2点目には、AIによる運転支援とリスク検知が挙げられている。車間距離・衝突リスク・車線逸脱などを検知し、ドライバーへ即時警告するADAS(先進運転支援システム)のほか、顔認証を基盤にシートベルト未装着の判別や居眠り・脇見・スマートフォン操作・喫煙を検出してドライバーに警告するDMS(ドライバーモニタリングシステム)を搭載。ADAS・DMSで検知/検出した映像は自動でクラウドにアップロードされ、走行時の映像を確認できるという。
特徴の3点目は、緊急対応と運用拡張に対応する管理機能。緊急時に遠隔で車両の燃料または電源の供給を遮断することで盗難対応にも有効というリモートカットオフ機能、温度・燃料センサーなどの外部機器に対応する拡張インターフェイスを備えているとのこと。アルコール検知器と連動したエンジン始動インターロック機能も開発中だという。




























