田口和裕の「ChatGPTの使い方！」 第40回

無料でここまでできる！　AIブラウザー「ChatGPT Atlas」の使い方

無料と有料の比較（一覧）

項目	無料版	有料版（Plus以上）
ページ要約・質問	○	○
入力文の調整支援	○	○
エージェントモード	×	○
応答速度・安定性	△（混雑時に制限あり）	○（優先処理）
長時間利用・上限緩和	△	○

まずはmacOS版が先行

　現時点でAtlasはmacOS向けが中心で、Windows版やモバイル版は今後の提供が予定されている段階だ。また、エージェントモードをはじめとした一部機能はまだ発展途上で、仕様が変わる可能性もある。常用ブラウザとして乗り換えるには、もう少し成熟を待ちたいと感じるユーザーもいるはずだ。

　一方で、閲覧中のページをそのまま要約させたり、比較や文章の調整を任せたりといった基本機能はすでに十分に実用的だ。無料の範囲でも“ブラウジングの質が上がる”ことを体感できるだろう。さらに、作業の一部を任せるところまで踏み込みたいユーザーであれば、有料プランの価値ははっきりしてくる。

　まずは無料でAtlasのメリットを体験し、必要に応じてアップグレードを検討する。こうした段階的な使い方が、いまのAtlasともっとも相性の良い付き合い方といえる。

■関連サイト

• ニュースリリース
• ChatGPT Atlas
• OpenAI