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録画アップロードからインサイト抽出までUXリサーチの分析工程を自動化、「Interview Sherpa(β版)」リリース

 Spready株式会社は10月22日に、UXリサーチのデータ分析プロセスを自動化するSaaSプロダクト「Interview Sherpa(β版)」のリリースを発表した。録画データのアップロードから文字起こし、話者分離、インサイト抽出までを自動で行うことで、UXリサーチャーの分析工程の効率化を図るという。

「Interview Sherpa(β版)」はインタビュー分析を自動化するというSaaSツール。主な機能としては、ZoomやTeamsなどで録画したデータのアップロード機能、AIが自動で文字起こしを行って発言者を自動識別する自動テキスト化(話者分離対応)、テキスト化データを基に重要発言や示唆を自動で抽出・構造化するインサイト自動抽出(切片化)といった機能があるという。

 同社ではこれまで大手企業の新規事業開発に必要な「検証」フェーズを支援するインタビューリクルーティングプラットフォームとして、多数の企業のリサーチ活動を支援してきたという。そうした中で、インタビュー分析にかかる人的工数の多さを課題として実感してきたとのこと。

 UXリサーチャーは、リサーチプロセスの中でも「データ分析・インサイト抽出」に全体の30%の時間を費やしており、1時間の録画インタビューを分析するのに3~4時間を要するケースも少なくないという。こうした膨大な分析作業は、リサーチャーの希少性を踏まえても、新規事業推進組織全体のボトルネックとなっていると指摘。「Interview Sherpa(β版)」は、同社がこれまで蓄積してきた数千件のインタビューデータと、現場で感じた課題をもとに、リサーチの再現性とスピードを両立させるためにリリースしたという。

 今後同社では、累計1万件以上のインタビューを支援してきた知見を活かし、「インタビューガイド機能」や「分析補助機能」など、リサーチ全体を支援する機能を順次搭載予定とのこと。β版リリースを皮切りに、企業のUXリサーチ業務の再現性とスピード向上を目指すとしている。

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