Crossborders Innovation、商談中にリアルタイムで顧客への回答や問いかけを支援するAI「CrocoDeal」開発
Crossborders Innovation株式会社は10月15日に、商談中に顧客への回答や問いかけをリアルタイムで後方支援するAI「CrocoDeal(くろこディール)」を開発したと発表。商材知識と対話力を備えたAIが、顧客への回答案や深掘り質問案を営業パーソンに共有し、顧客の納得や共感の獲得を支援するとしている。
開発の背景として同社は、商談は人の記憶力や経験への依存度が高く、特に変化が激しい昨今は商材の機能や事例だけでなく競合や業界トレンドの情報など必要とされる知識が多岐にわたると指摘する。さらに、顧客のニーズを深掘りするヒアリングの仕方や顧客への切り返しなど対話力を一朝一夕で身につけることは難しい。その結果、曖昧な回答や持ち帰り、一方的な提案、増え続けるトレーニングなどが課題となっているという。
「CrocoDeal」は、豊富な商材知識と対話力を備えたAIが商談の流れの中で次の発話案を自動生成し、営業パーソンだけに表示する。例えば、納得感ある回答案やイメージのわく事例、ニーズを深掘る質問案、次につなげるネクストステップ整理などがあるという。また、AIに共有したデータは、AIの学習に用いず、外部には表示されないとのこと。
これらによって、商談における「曖昧な回答・持ち帰り」を「自信を持って具体的な回答」に、「一方的・的外れな説明」を「ニーズを把握し的確に提案」することに変えていくとともに、「増え続けるトレーニング」から「早期に即戦力化」への変革を支援するという。


























