売場レイアウトや棚割、発注、売上予測などマルチAIエージェントが自動化、「Airlake Retail Agent」提供開始
株式会社DATAFLUCTは10月14日に、小売業の店舗開発から運営までの多様な業務をAIが自動化・最適化するAIソリューション「Airlake Retail Agent」の提供開始を発表した。同ソリューションは、複数の専門AIエージェントが連携して業務を遂行する「マルチエージェント技術」を用いて、AIがデータ分析やデータ操作の結果をもとに、店舗の売場レイアウトから棚割の作成、発注作業や価格最適化などの一連の作業を自動で実行するという。
第一弾として、これまで自動化が困難だったという売場のカテゴリーレイアウト自動作成、商品単位での棚割の自動作成や、発注自動化、価格最適化など、10以上の機能を提供するとのこと。今後も顧客ニーズに合わせて機能を拡張し、店舗開発と店舗運営の「全体最適」の実現を図り、小売業が抱える構造的な課題解決に寄与するとしている。
「Airlake Retail Agent」は、店舗に関わる様々な業務を網羅し、AIが自律的に実行・最適化するという総合AIソリューション。個別のAIが連携して「AI専門チーム」のように機能することで、店舗運営の全体最適を図る。
これまで分断されがちだった「店舗開発」「店舗運営」「本部業務」のデータを一元化し、業務プロセスをシームレスに連携させるとのこと。店舗開発時の什器レイアウト作成から売上予測、発注自動化、本部での全社的なデータ分析までを一気通貫で実行するという。
従来は熟練スタッフの経験と勘に頼りがちだったという「カテゴリーレイアウト」や「棚割」の作成を、AIが自動化。担当者の作業時間を削減するとともに、売上の最大化につながる売場を誰もが迅速に構築できるように支援するとしている。
また、店舗を支える本部業務をAIエージェントで省力化を図る。「AエリアにおけるBカテゴリーの売上前年比が急激に変化している原因は?」「C店の今後の粗利益改善の対策を提案してください」といった自然な会話でのリクエストで、AIがデータ分析を自動で実施。専門知識を必要とせず、本部スタッフが戦略立案など、より付加価値の高い業務に集中できるように支援するという。




























