“できる人感”はペンで演出。議事録はAIが勝手にまとめてくれる
CEATEC 2025で見つけたスマート録音ペン「Flowtica Scribe」
展示会でなぜか人気、デジタル文具の魔力
デジタル文具は展示会でなぜか人気がある。CEATEC 2025でも、シンガポール発スタートアップのFlowticaが開発したAIスマート録音ペン「Flowtica Scribe」に人だかりができていた。普段はPCやスマホばかりでペンを使わない人も、なぜか惹かれてしまう。すらすらと書く行為は、知的でクリエイティブな雰囲気を醸し出す。
手書き×AI録音で会議が変わる
会議ではPCでメモを取りつつスマホで録音、という人も多いだろう。いまどきノートにペンで書いている人のほうが稀だ。しかし、手書きは脳の広い範囲を刺激し、集中力や記憶力が高まるという説もある。ならば「思考力を高める手書きメモ」と「AI録音による議事録生成」を組み合わせれば最強では? そんな発想から生まれたのがこのペンだ。
ここ大事!をワンタッチでハイライト記録
Flowtica Scribeは、普通のボールペンとしても使えるAI録音ペン。内蔵マイクはノイズキャンセリング機能付きで、会議中の声をクリアに拾う。録音された音声はスマホアプリに自動転送され、そのまま文字起こしや要約が生成される。さらに「ここ重要!」と思った瞬間にサイドボタンを押せば、その部分の文字起こしにハイライトがつき、後で探す手間がかからない。
10月末にMakuakeで発売へ
「結局キーボードに戻るんでしょ」と冷ややかに見る人もいるかもしれないが、ほんのひとときでも会議やブレストの場で“ペンを持つ仕草”をしてみたい。デジタルとアナログのいいとこ取りをするFlowtica Scribeは、仕事のやる気と効率を同時にアップデートしてくれるかもしれない。
Flowtica Scribeは、9月にKickstarterでのクラウドファンディングに成功した製品で、日本では10月末にMakuakeでプロジェクトを開始予定だ。



























