メルマガはこちらから

PAGE
TOP

配乗管理から労務管理、給与計算まで一気通貫で電子化 海事産業プラットフォーム「Aisea」、配乗管理機能リリース

 海事産業プラットフォーム「Aisea(アイシア)」を運営するアイディア株式会社は10月14日に、船員管理DXソリューション「Aisea Crew (アイシア クルー) 」に「配乗管理機能」を追加したと発表。これにより、配乗管理から労務管理、給与計算までのプロセスを一気通貫で電子化し、重複入力の削減だけでなく業務フローやノウハウの可視化を通じた属人化の脱却を支援するという。

 これまで同社は「Aisea Crew」を通じて労務管理、手当管理、給与システムとのデータ連携のサービスを提供してきた。その過程で、配乗管理機能の要望が多く寄せられてきたとのこと。これを受け、同社では1年以上をかけて100社を超えるユーザーヒアリングを行い、業界汎用的な配乗管理機能を開発したという。

「配乗管理機能」の主な機能としては以下の4点が挙げられている。
・リアルタイム可視化とアラート:
 配乗状況(乗船中/下船中)や乗下船手配などの対応ステータスをダッシュボードでリアルタイムに可視化し、抜け漏れを防止。リモート環境でも即時に最新状況を把握。
・配乗可否判定とスコアリング:
 資格、スキル、相性、休暇希望などの情報に基づき配乗可能船員を自動的に並び替え。会社の配乗方針をシステムに落とし込み、属人化を段階的に解消。
・乗船実績・休暇取得日数の自動計算:
 乗船実績・休暇取得の自動集計で手計算を削減。
・帳票の自動出力:
 クルーリスト、雇入れ届出、乗下船通知、乗下船/休暇取得実績などを自動生成。

 同社としては、「Aisea Crew」は今回の「配乗管理機能」追加によって、配乗管理/労務管理/給与計算といった船員管理のコア業務を一気通貫で電子化できるサービスになったとしている。 「Aisea Crew」の目的は、単純なペーパーレス化ではなく、複雑化・属人化しやすい船員管理業務の暗黙知をシステムに落とし込み、現場から管理、経営までをデータでつなぎ、意思決定を支援することだという。中長期的には、担当者と船員との信頼関係を強化し、担当者が本来注力すべき船員の確保・育成・定着にリソースを振り向けられる体制構築を支援するとしている。 

■関連サイト

合わせて読みたい編集者オススメ記事