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工場などの監視カメラ映像から不安全行動を検知し可視化、「安全管理DXソリューション」提供開始

 株式会社ACESは10月7日に、AIによる不安全行動のリアルタイム検知からデータ蓄積・分析・改善まで行う「安全管理DXソリューション」の提供開始を発表した。同ソリューションは、これまで同社が建設・製造・エネルギーなどの業界で培った実績と特許技術をもとに、より多様な業界・企業に提供可能なソリューションとして体系化したものだという。

 同社によると、日本では年間700件以上の労働災害による死亡事故が発生しており、政府は5%以上の削減目標を掲げている(第14次労働災害防止計画より​)。企業にとっても、熟練人材の退職や人手不足が進む中で、安全管理は経営課題になっているという。

「安全管理DXソリューション」は、従来の「人の監視・報告」に依存した安全管理のプロセス(計画・予防 → 実行・監視 → 報告・分析 → 改善・再発防止)を、AIを用いて包括的にデジタル化し、網羅性/即時性/客観性のあるPDCAの実現を支援する。

 同ソリューションでは、工場などの監視カメラ映像を不安全行動検知AIが解析して、転倒・つまずき・未着用・乗り出し・接近などをリアルタイムに検出し、重要度や現場条件に応じて即時アラートを発報する。少量データから多様な行動を検出できる特許技術を用いて、導入初期から高精度な検知を実現するとしている。

 また、AIで検知された不安全行動や“ヒヤリハット”をデータベースに自動で蓄積し、ダッシュボード等を通じて拠点・工程・要因別に可視化するという。

 分析結果は教育・施策にフィードバックし、ヒヤリハットや不安全行動の削減をKPIに据えた継続的な改善サイクルを定着させるとしている。

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