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ブルースクリーンが出ても慌てない、リモートで直せます IIJが“PC遠隔修復機能”を提供

2025年10月08日 13時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月7日、PC紛失・盗難・不正持ち出しへの情報漏えい対策サービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」に、新たに「リハイドレート機能」を追加したことを発表した。

 いわゆる「ブルースクリーン」状態に陥ったPCをリモートで復旧できる機能であり、障害発生時の修復時間を短縮し、業務への影響を抑えることをねらいとしている。

 ブルースクリーン状態とは、ハードウェア故障、ドライバ不具合、あるいは特定アプリケーションの不具合など、予測が難しい要因でシステムが停止してしまう現象を指す。

 特に遠隔地や物理的な対応が難しい環境では、利用者自身が指示を受けながら操作する必要があり、復旧に長時間を要するケースもある。

 IIJは、このような場面を想定し、有線LAN接続が可能なPCであれば、現地へ赴かずに復旧作業を実施できるようにしたとしている。

 このリハイドレート機能の中核は、BIOSレベルで動作する「Absolute Persistenceモジュール」を活用しており、OS起動不能な状態でも遠隔から制御できる点だ。

 PCに特定のキーとパスコードを入力するだけで、管理者があらかじめ定めた「プレイブック」を実行できる。プレイブックとしては、ファイルの追加・削除、レジストリキーの設定・削除、システムのゴールデンイメージによる復元、スクリプト実行の4種類が用意されている。

 たとえば、アップデート後にブルースクリーンが発生し、その原因が特定ファイルの削除だった場合には、「ファイル削除」プレイブックを実行して迅速に復旧できる可能性がある。

 この新機能は、同サービスのStandardプランにおいて提供される。IIJの基本ラインナップにはBasicプランとStandardプランがあり、BasicでもIT資産可視化、デバイスロック、遠隔データ消去といった機能を利用できるが、アプリケーション自動復活やリハイドレート機能はStandardプランに限られる。

 なお、50台規模の利用例を前提とした月額料金(税別)として、Basic プランが2万2500円、Standardプランが3万1500円とされている。

 IIJは「情報漏えい対策」に加えて、システム障害からの迅速復旧という運用面での価値を強化した形となる。特に、リモート環境や出張先、在宅勤務環境など、現地対応が難しい環境下でのPC障害発生時の復旧を支援するソリューションとして、企業の導入検討が進む可能性がある。

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