ゲーミングモニターブランド「AVISTA」から3機種登場

ゲームプレイヤーの“欲しかった”機能が詰め込まれたディスプレー 美麗な映像を楽しめる……だけじゃない!

文●いちえもん 編集●ASCII

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今どきの需要を満たすゲーミングディスプレー

 高解像度および高リフレッシュレートに対応したゲーミングディスプレーの需要は、年々高まってきている。PCゲームやコンシューマー向けタイトル(家庭用ゲーム)が高解像度・高リフレッシュレートに対応したことはもちろん、最新のゲームタイトルを快適に遊びたい人が増加していることも要因といえる。

 今回取り上げるゲーミングディスプレーは、ドウシシャのゲーミングディスプレーブランド「AVISTA(アビスタ)」の新製品。高解像度・高リフレッシュレートや快適なゲームプレイを可能にする機能など、昨今の需要を満たすゲーミングディスプレーだ。

 AVISTAの新製品ラインナップは、「DGF240SDB」「DGF240SWB」「DGX270SHB」の3機種。2025年10月中旬からドウシシャの公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」およびAmazon.co.jpにて販売を開始する。

 DGF240SDBの価格は2万1980円、DGF240SWBは2万9980円、DGX270SHBは6万4980円だ。

「DGF240SDB」DGF240SDBは24.5型のフルHDゲーミングディスプレーで、リフレッシュレートは最大240Hz。製品価格は2万1980円

「DGF240SWB」DGF240SWBは24.5型フルHDゲーミングディスプレーで、リフレッシュレートは最大300Hz。製品価格は2万9980円

DGX270SHBは27型のフルHD/4K対応のゲーミングディスプレー。フルHDのリフレッシュレートは最大320Hzで、4Kは最大160Hz。製品価格は6万4980円

eスポーツの最前線に立つ人たちの声を取り入れた
ゲームプレイヤーのために作ったディスプレー

 興味深いと感じたのは、ゲーマーを満足させる独自機能の数々だ。長年ゲーミングPCの企画開発に携わってきた開発責任者が「ユーザー体験の向上」をテーマに、eスポーツの最前線に立つ人たちの声を取り入れたという。

 とくに目を引く特徴は、高リフレッシュレート。DGF240SDBは240Hz、DGF240SWBは300Hz、DGX270SHBはフルHD時320Hzに対応。DGX270SHBの場合、4K(3840×2560ドット)は最大160Hz。いずれのモデルも、応答速度は1ms(MPRT)に対応している。

 鮮明でなめらか、そして高速な画面表示により、FPSやアクションゲーム、レーシングゲーム、格闘ゲームなどのゲームタイトルで快適さを実感できるだろう。eスポーツタイトルをガッツリ遊びたい人にも最適だ。

フルHDは240Hz~320Hzまで、4Kは160Hzに対応

 個人的に面白いと感じたのは、DGX270SHBに搭載されている「Refresh Rate Boost機能」。この機能は、1台のディスプレーでフルHDと4Kをスムーズに切り替えられるというもの。

 使用例としては、美麗な映像を堪能したいときは4K/160Hzに、競技性の高いゲームをプレイするときはフルHD/320Hzに切り替えるといった形だ。

DGX270SHBは、フルHD/320Hz、4K/160Hzの切り替えが可能

 また、暗い部屋でもキーボード周りを明るく照らしてくれる「手元照明」、ヘッドセットをかけられるヘッドセットハンガー、ゲーム内の暗くて見えにくい部分をはっきり表示してくれる「暗視ブースト機能」、最適な応答読度へと自動で切り替えてくれる「Dynamic Response Time(DRT)機能」なども搭載している。

人感センサーで点灯・消灯できる手元照明

ヘッドセットを掛けられるハンガー

暗くて見えにくい場所を明瞭に映し出してくれる視ブースト機能。影が濃い場所にいる敵や障害物を視認する際に便利だ

最適な応答速度に切り替えてくれるDynamic Response Time機能(DRT)。移動時の残像感を軽減してくれるという

 各製品に搭載されている機能は、どれも便利そうなものばかり。ゲーマー垂涎の機能が満載といった印象を受ける。

 ゲーミングディスプレーらしく、Fast IPSパネルやAdaptive-Sync対応、HDR10、映像モード、多機能スタンドなども魅力的だ。なお、モデルによっては対応する機能が異なるため、購入する際は注意してほしい。

 ゲーミングディスプレーを含むデバイスは多種多様で、その中から自分に合う一台を探すのは一苦労。そんな中、AVISTAが発表した3機種は興味深い製品だ。

 触ってみないとわからない点もあるとはいえど、ゲーマーの心を鷲掴みにする“使える”機能が盛り込まれている。最新のゲームタイトルはもちろん、eスポーツタイトルの相棒にふさわしいかもしれないと思った筆者である。

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