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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第115回

骨付き熟成肉、ガチョウ料理、ししゃも寿司…全部知ってる?

うますぎ注意!旅先で出会った世界の絶品メシ6選

2025年10月01日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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 愛知県のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された、「ツーリズムEXPO」(9月27日〜28日)へと行ってきました。展示会場では、国内外各地の観光協会やエアライン、旅行代理店が出展。さらにフードエリアには、フードトラックが多数出店していて、各ブースを回っていると「旅先で食べたあの料理は、美味しくて絶品だったな〜。また旅に出たい!」という思いが湧き上がってきます。そこで今回は、筆者が実際に現地を旅して感動したことのある「ガチの絶品グルメ」を、独断と偏見で紹介していきます。

●生涯ナンバーワンの絶品ステーキがこれ!!

 まず始めに紹介するのはスペイン。MWC Barcelonaの開催地ということもあり、10年ほど毎年のように通っていますが、スペインも美食の国です。特に好んで食べているのは、生ハムやパスタを使ったパエリアのフィデウア、ネギを丸焼きにしたカルソッツなど。そんな美食あふれるスペインでも特に「また食べたい」と思わせてくれたのが、スペイン北部・バスク地方にあるサン・セバスティアンで食べた「Bar Néstor」のステーキ。

Bar Néstorはサン・セバスティアンに行くなら絶対に外せないです!

 Bar Néstorはメニューがステーキとトマトとシシトウ、そして昼夜に合計32カットしか提供しない幻のスペインオムレツのみというシンプルなお店。ここのステーキが骨付きの熟成肉で、大きかたまりを豪快に焼いてくれます。味付けは塩だけだと思うのですが、和牛とは違った熟成した赤身の濃厚な味で絶品。これまで食べた牛肉のステーキとしてはトップクラスの美味しさでした。

サン・セバスティアンは小さな旧市街に名店が集まった世界屈指の美食街といわれていて、食べ歩き飲み歩きが楽しい街です

こちらはフォアグラのピンチョス(一口サイズのおつまみ)

言わずもがなスペインの「生ハム」は、濃厚でコクのある引き締まった味がします

パスタのパエリア「フィデウア」は、極細のショートパスタを使ってパエリアと同じように鍋で炊き上げる料理です

ネギの丸焼き「カルソッツ」は冬から春にかけて食べられる季節限定料理。直火で真っ黒に焼いたものに、ロメスコソースをつけて食べるのが一般的です

 また以前にこの連載でも紹介しましたが、スペイン南西部にあるアラセナという街で食べた「最高の豚肉」も絶品グルメのひとつです。(関連記事「スペインに、あの最高の豚肉を食べに行く」)

アラセナの豚肉も忘れられない絶品でした

●日本では珍しい台湾の「ガチョウ料理」がうまい

 続いては、こちらも美食あふれる台湾。台湾へは年に数回訪れることもあるくらい好きなのですが、高級料理だけでなく、食堂や屋台など日常で食べる料理も美味いのがポイントです。たとえば、煮込んだ豚肉をご飯にのせた「魯肉飯」や定番の小籠包、豆乳と酢を使って作るシェンドウジャンなどなど。

 なかでもお気に入りなのが「ガチョウ」を使った料理。日本ではあまり馴染みのない食材ですが、鴨やアヒルなど似たような食材は日本でも使われているので、そういえばなんで日本ではガチョウを食べないんだろうと思う、盲点的な食材です。

実は絶品食材のガチョウ

 ガチョウ料理で人気なのが台北にある「阿城鵝肉」。このお店の名物ガチョウ肉の燻製は、口に入れるとほんのり燻製の香ばしさがあって、かみしめると脂の旨味が口のなかに広がります。特にイヤな臭みもなく、食べやすいのもポイントで、鶏肉のなかでもではいちばん美味いのではと思うほど。また部位によって歯ごたえなども変わってくるので、大人数で行って色々な部位が入っている大皿をオーダーするのがオススメです。

台北市内にある阿城鵝肉では、ガチョウの脂をかけたご飯がこれまた絶品で、何杯でも食べられちゃう!

日常食べるメシが美味いのが台湾のポイント。(写真左から)魯肉飯と小籠包にシェンドウジャンも美味しい

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