雨や霧でも視野角180度で物体を検知 i-PRO、インフラなど監視用ミリ波レーダー販売へ
i-PRO株式会社は9月19日に、重要インフラなどへの侵入を広範囲に検知する、監視用ミリ波レーダーを12月に販売開始すると発表した。発電所や空港、工場といった施設での監視の強化や省力化に寄与するという。
同製品は、航空管制レーダーや自動運転システムでも使われている電磁波(ミリ波)を照射し、カメラや赤外線センサーが苦手とする雨や霧などの環境下でも、特定範囲内の物体を検知するというもの。異常を検知した場合は、検知した物体の場所をクライアントPCの地図上に表示するとともに、内蔵のカメラ映像で状況を把握できるという。
1台で、視野角180度、検知距離最大100m(車の場合。人の場合は70m)の範囲をカバー。監視したいエリアの外周に沿って直線状に複数の設置が必要となる赤外線センサーやテンションセンサーなど従来の侵入センサーと比較し、工事費の低減が可能だとしている。
i-PROのAI搭載PTZ(パン・チルト・ズーム)カメラと連携すれば、カメラのAI自動追尾機能によって検知物体の撮影/記録も可能になるとのこと(映像の記録には、別途レコーダーやエッジストレージなどの記録媒体が必要)。最大4台までのPTZカメラと連携できるという。



























