東京ゲームショウ2025レポート

VALORANT好きは必見! OMENが東京ゲームショウで発表した限定モデルがかっこよすぎた

イチ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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東京ゲームショウ2025で発表された「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」

 日本HPは、東京ゲームショウ2025の会場にて、Riot Gamesと連携したコラボレーションモデル 「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」 を発表しました。

 世界中で人気のタクティカルシューター「VALORANT」の世界観を徹底的に再現したという本モデルは、ファン必見の特別仕様です。9月25日より販売開始となりましたが、限定モデルということで数量限定。なんともプレミアム感あふれる一台です。

登壇したHP Inc.
シニアバイスプレジデント兼ゲーミングソリューション
担当プレジデント ジョセフィン・タン氏

 限定モデル最大の特徴は、ゲームの公式カラーパレットであるネイビーとレッドを採用したケースデザイン。内部の細部に至るまでVALORANTのモチーフが盛り込まれていて、単なる“特別塗装”にとどまらないこだわりが光っています。

 水冷クーラーのポンプヘッドには限定アニメーションを収録。ケース内部にはリコイル跡を模したスプレーパターンや、アルティメットゲージをモチーフにした意匠があしらわれています。また、ファンハブにはゲームの勝利条件で重要な「スパイク」が描かれ、マグネット式のガンバディアクセサリーも付属する特別仕様。

 今回のモデルも、OMENのゲーミング戦略の核である「パフォーマンス」「パーソナライゼーション」「没入感」を体現。ハードウェア性能に加え、プレイヤーのゲーム体験を快適にする「OMEN Gaming Hub」というソフトウェアが標準搭載され、とくに「OMEN AI」が重要な役割を担っているそう。

 このAIはハードウェア構成やOS設定、プレーするタイトルを組み合わせて自動調整を行い、常に最適なゲーミング環境を提供。すでにトップ20の主要タイトルに対応しており、最新のeスポーツタイトルでも安心してプレーできるようです。

 また発表会ではOMEN 35L VALORANT Limited Editionに加え、フラッグシップモデルである「OMEN Max 45L」や「OMEN 35L Stealth Edition」を含むラインナップが紹介されました。

OMEN Max 45L

 OMEN Max 45Lは、AMD Ryzen 9 9950X3DとGeForce RTX 5090を組み合わせ、前世代のモデル比で『サイバーパンク2077』のパフォーマンスを最大3倍に引き上げる高性能化を実現したハイエンドモデル。新開発の冷却技術「OMEN Cryo Chamber」により最大7.5度の温度低下を達成し、長時間の高負荷環境でも安定した動作を保証する点も魅力です。

OMEN 35L Stealth Edition

 OMEN 35L Stealth Editionは最大Ryzen 9 7900X対応の構成に加え、RGBライティングを廃したオールブラックの「Anti-RGB」デザインを採用。ゲームに没頭したいプレイヤーやクリエイターに向けた選択肢となっています。

 そのほか、HyperXブランドから最大250時間駆動のバッテリーを実現したフラッグシップヘッドセット「Cloud Alpha 2 Wireless」やUSB/XLR両対応の高音質マイク「ProCast」、プラグ&プレー対応で改良が施された「SoloCast 2」なども紹介。充実した周辺機器も展開されていることがアピールされていました。

 発表会で紹介されたいずれのモデルもOMEN & HyperXブースで体験することができ、最新ゲーミング環境を直接体感できる貴重な機会になっていたのではないでしょうか。

日本は世界最大級のゲーミング市場でとても重要

 発表会後にはジョセフィン・タン氏にインタビューできる機会がありました。

 日本は世界最大級のゲーミング市場であり、いまも成長しているからこそ重要な市場だと語っていたジョセフィン氏に最新製品やOMENについて話を聞いてみました。

――新製品のOMEN 35L VALORANT Limited Editionについて、ここが魅力だと思う点について教えてください。

ジョセフィン氏:(VALORANT Limited Editionは)他の人とは違う、非常に唯一無二でスペシャルなものが欲しいというゲーマーの願いからスタートしています。誰もまだ持っていないものをお届けしたいという想いで展開しました。

 とくにデザインについて、シャーシの中を覗いてもらうとイースターエッグ(隠しアイテム)のようなものが存在しています。 デザイン以外にはOMEN Gaming Hubのソフトウェアでライティングを調節、画面に映っているものに合わせてキーボードの光の色が連動する機構も採用しています。

――日本市場ではゲーミングPCといえば国産BTO PCメーカーのシェアが多い中で、OMENの優位性についてはどうお考えでしょうか?

ジョセフィン氏:(メーカーとして)一気通貫できることが強みだと思っています。OMENのPCは、部品一つ一つ、隅から隅まですべて私たちが設計しています。

  ハードウェアを知り尽くした我々がソフトウェアの設計も行い、最大のパフォーマンスを引き出せるよう最適化しているので、部品を組み合わせて「動く」だけでなく、「最高のパフォーマンス」を発揮できる点が強みだと思っています。

――ゲーミングPCは初心者にとっては敷居が高いと感じられることもありますが、OMENとして、そういった層にどうアプローチしていきますか?

ジョセフィン氏:OMENは製品を設計する際に常に「なぜゲーミングPCを買うのだろうか?」という質問を自問自答しています。これは、ユーザーが「ゲームをするために買うのか」、あるいは「ハイパフォーマンスだから仕事に使おうと考えるのか」という利用目的を明確にするためです。

 次に多用途性の強調です。ゲーミングPCはゲーム専用機ではなく、動画編集や配信、リモート会議まで幅広く活用できる点を示し、「ワンデバイスで済む」利便性を訴えていきたいと思っています。

 そして最後に今回のようなVALORANTなどのゲームタイトルとのコラボ。人気タイトルに最適化した「推奨モデル」を提示することで、「このゲームを遊ぶならこれ」という直感的な導線を作り、複雑な選択をシンプルにする。これらを継続することで、日本市場特有の“選びにくさ”を和らげ、初心者でも安心してPCを選べる環境を整えていく狙いです。

――ありがとうございました。

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