街路樹などの傾きモニタリングし倒木事故防止を図る、樹木傾きセンサー「ツリチル」提供開始
HARDWOOD株式会社は9月16日に、樹木傾きセンサー「ツリチル」の販売およびサービスの提供開始を発表した。
同社によると、高度成長期以降に植えられた樹木は老木化・大径木化しており、台風や暴風雨の大型化の背景もあり、生活圏に近い樹木は倒木等のリスクが高まっているという。その一方で、現場では樹木の専門技術者が不足していることもあり、管理が必要な樹木の安全点検や診断が間に合っておらず、結果的に倒木リスクの高い樹木が放置されていることが課題になっているという。
樹木傾きセンサー「ツリチル」は、倒木事故を未然に防ぐことを目的としたもの。IoTとセンサー技術を融合し、樹木の傾きの大きさと方向を測定。測定されたデータはクラウドにワイヤレスで送信されるため、24時間モニタリング可能とのこと。リアルタイム通知で倒木リスクを即時に把握できるようになるという。
ベーシックプランと見守りプランの2種類を展開予定で、ベーシックプランは、「ツリチル」から送信される樹木の傾きの大きさと方向のデータをもとに、樹木の専門家である全国の「樹木医」が管理方針の判断・対応する体制を作っていくことを目指すという。見守りプランは、HARDWOOD株式会社の樹木医がその判断・対応を直接フォローするとのこと。






























