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個人のニーズや状態に応じたリハビリ計画の作成を支援 生成AIによるリハビリ計画自動提案機能リリース

 株式会社Rehab for JAPANは8月27日に、生成AIによるリハビリ計画自動提案機能のβ版リリースを発表した。同社が提供する「Rehab Cloud リハプラン」の自動提案機能をアップデートして、利用者の希望や生活状況など、より幅広い情報を考慮して個々に応じたリハビリ計画を生成AIが自動提案。リハビリ計画作成における介護現場の負担を軽減し、個別性の高いリハビリ支援の実現を図るという。

「Rehab Cloudリハプラン」は、機能訓練業務を簡単・安心・効果的に行えるという「デイサービス向けリハビリ支援ソフト」。最新の高齢者データベースをもとに2,200種類、目標・運動プログラムから適した計画・訓練を自動で提案。リハビリ業務に必要な機能を備え、職員の書類業務負担を軽減を図るとともに、介護事業所の差別化・売上アップを支援する。

 今回リリースしたリハビリ計画自動提案機能では、これまでの自動提案機能で考慮していた情報から、より幅広くかつ詳細な情報をインプットデータとして活用するとのこと。生成AIの技術により、これまで扱いづらかった文章などの非構造化データも考慮できるようになったという。これにより、一人ひとりのニーズや状態・状況に合わせた個別性の高いリハビリ計画の自動提案を実現するとしている。

 また、AIと共同でリハビリ計画を作成する新たな体験を提供。AIが一方的に計画を提案するのではなく、AIと内容をすり合わせながら、作成者の意図を反映したリハビリ計画を作成できるという。AI活用時に起こりがちな「期待と異なる」、「現場で活用できない」といった課題を解決するとしている。

 AIが提案した内容を改良したい場合は、候補機能やAI修正機能で調整が可能。作成者のリハビリ計画の引き出しを増やし、計画を立てることが楽しくなる体験の実現を図るという。

 リハビリ計画自動提案機能は、より使いやすいサービスとするために、今回β版としてリリースしたとのこと。今後は、ユーザーからのフィードバックを収集し、AIのチューニングや機能の改善を行い、より質の高いサービスへと成長させていくとしている。

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