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話し方や声、個性を再現し会話する オーダーメイド型AIアバター開発サービス提供開始

 株式会社AIdeaLabは8月19日に、オーダーメイド型AIアバター開発サービスの提供開始を発表した。同サービスは、対象人物の話し方や声、見た目、記憶、知識といった個性をデジタルで再現し、本人のように会話や発信ができるAIアバターをオーダーメイドで開発するという。

 AIアバターはAI技術を活用して人の姿・声・話し方・知識・記憶の特性を再現した次世代のデジタルヒューマン。同社のAIアバターは、見た目や音声の模倣だけでなく、自然な対話と、著書などの参考情報に基づいた情報伝達を可能にする対話エンジンを備えているという。

 オーダーメイド型AIアバター開発サービスでは、対象人物の特性や個性に合わせ、以下の3要素を個別に設計、構築するとしている。
・対話応答モデル:
一人称や語尾、言い回しなどを再現し、その人らしさを演出。さらに著書や資料をもとにRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を組み込み、知識や記憶の再現にも対応。
・音声モデル:
新規収録データや既存の音源を使用して専用の音声モデルを構築することで、声の特徴を再現。
・動画モデル:
動きの自然さを重視した実写ベースの動画生成モデルを構築し、動画のリアルタイム生成にも対応。

 主な活用シーンとして、「経営・組織内コミュニケーション」や「著名人・インフルエンサーのAIアバターによる発信強化」が挙げられている。「経営・組織内コミュニケーション」では、創業者など企業の象徴となる人物をアバター化。社員はアバターと会話しながら企業の理念やビジョンを対話形式で学べるという。「著名人・インフルエンサーのAIアバターによる発信強化」では、著名人・タレント・インフルエンサーなどの分身として、AIアバターがYouTube配信や番組企画、イベントに出演。本人の出演が難しい場面でも、ファンとの接点を持続的に創出できるとしている。

 同社では今後、生成AIのさらなる研究開発とともに、教育・医療・介護・観光・文化継承など多様な分野への応用を見据えているという。また、倫理的配慮・肖像権対応・本人同意プロセスなどを含む活用ガイドラインや運用体制の整備を進めていくとしている。

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