高性能なカメラを搭載するシャオミの「Xiaomi 15 Ultra」は本体にフォトグラファーキットを装着することでデジカメのように使うことができます。外観もカメラ風で、フォトグラファーキットを常時付けたまま使っている人も多いでしょう。
このフォトグラファーキットは、バッテリー内蔵式のグリップが脱着できるなど使い勝手も良く、満足度の高い製品です。ところがサードパーティーから新たなフォトグラファーキットが登場しました。Fotorgearから「nubia Z70 Ultra」用のキットと同じテイストのレトロデザイン風フォトグラファーキットが、Xiaomi 15 Ultra用にも登場したのです。なお、価格は中国で400元弱、8000円程度でした。
nubia Z70 Ultra用のキットはすでにレビューしているのでこちらを参照してください(nubiaのスマホがレトロカメラになるフォトグラファーキットが楽しくて便利)。
キットの内容はXiaomi 15 Ultraに装着するカバーとフレーム、グリップ、コールドシュー、赤いドレスアップリング。また、Tマウントレンズと67mmフィルターが装着できるリングも別途付属します。パッケージにはストラップも入っているのですが、nubia Z70 Ultra用キットのものと同じであり、使い勝手がイマイチのため今回は紹介ません。
カバーはnubia Z70 Ultra用と同様に、ブラックのカバーをXiaomi 15 Ultraに装着し、それを上下からシルバーのフレームで挟み込みます。こうすることで横手に持った時の本体の上下の高さが増し、よりカメラに近いシルエットになります。
装着すると黒&シルバーのツートンカラーがいかにも昔のカメラ風でいい感じの外観になります。純正のフォトグラファーキットは赤い色の主張がやや激しいのですが、Fotorgearのこのキットは、みごとに外観をレトロ調にしてくれます。カメラの開口部はシャオミ純正キットと同じ形状なので、純正キットのドレスアップリングも装着可能です。
今回はTマウントレンズ+67mmフィルター装着リングを取り付けました。Leicaの部分にも穴をあけているのがいい感じです。
このままでも使えますが、せっかくならグリップとコールドシューパーツを付けましょう。
グリップはサイズはやや小さめ。コールドシューは市販のLEDライトなどを取り付けるに便利です。上部側は電源ボタンとボリュームボタンを押せるようになっています。シャッターボタンはないので、撮影時は画面をタップする必要があります。
純正キットより優れているのがグリップの底面。三脚穴があります。また、グリップにバッテリーは内蔵されていません。写真では見にくいのですが、フレーム左側のUSB Type-C端子部分はちゃんと開口しています。
実際にすべてを取り付けた状態で持ってみました。グリップはあまり大きくないものの、これがあるだけでしっかりと本体を保持できます。そして外観がカメラ風になるので、このまま首からぶら下げてストリートスナップの撮影に出かけよう、なんて気分にもさせてくれます。
さて、フィルターが使えるのは説明した通り。CPLフィルターやNDフィルターなどは本格的な写真撮影をするときにあると便利ですから、1枚持っているといいでしょうね。筆者はこれまで各社のスマートフォンのフォトグラファーキットやカメラキットの記事を書きましたが、どれも使えるフィルターは67mm径です。なので、今後ほかのスマートフォンに買い替えたときも、フィルターを流用できるでしょう。
今回もお遊びでフードを取り付けましたが、こうやって外観を楽しむことができるのもいいですね。Fotorgearのこのフォトグラファーキット、ぜひ日本でも販売してほしいです。

この連載の記事
-
第781回
スマホ
まだまだ生き残っているWikoのスマートフォン、2025年モデルを確認した -
第780回
スマホ
今度のアストンマーティンスマホは「タイヤ交換」のようなカメラ部のデザイン変更が面白い -
第779回
スマホ
深圳のOPPOストアで望遠レンズスマホを体験! 最新モデルを触ってきた -
第778回
スマホ
中国で折りたたみスマホ競争が激化、サムスンが高級モデル「W26」を発売 -
第777回
スマホ
エントリースマホが一変! HMD「Fusion」の機能性カバーが便利すぎたのでほかのスマホにもほしい -
第776回
スマホ
地下通路にズラリと並ぶ中古スマホ屋たち! 中国・重慶のスマホ市場のカオスっぷりが楽しい -
第775回
スマホ
「メイド・イン・サウジ」中東で作られたタフスマホをドバイで発見! -
第774回
スマホ
最新スマホをフライング展示、HONORのフラッグシップストアが深センに開業 -
第773回
スマホ
手のひらサイズの超小型端末「Qin K25」はキッズフォンを超えたAIスマホだ! -
第772回
スマホ
薄型スマホブーム到来、レノボやTECNOから製品が続々発表 -
第771回
スマホ
BALMUDA Phoneより小さい! HMD最新の小型端末「HMD Touch 4G」が驚異の軽量設計で登場 - この連載の一覧へ
























