データ分析で判明した人的資本経営における“死角”とは「最先端のキャリア開発:1万人のデータ分析から」<アーカイブ配信開始>
一般社団法人プロティアン・キャリア協会
データが証明した、キャリア開発における新たなアプローチの必要性。個人の課題を「感覚」ではなく「客観的データ」で捉える時代へ
一般社団法人プロティアン・キャリア協会(東京都新宿区、代表理事:田中研之輔・有山徹、以下「当協会」)は、組織と個人のより良い関係構築と個人の主体的なキャリア開発を支援する団体です。
このたび当協会は、2025年7月30日(水)に開催されたオンラインセミナー「最先端のキャリア開発:1万人のデータ分析から」のアーカイブ配信を開始いたしました。
本セミナーでは、「キャリア開発診断」を用いて分析した実際のデータに基づき、現代のビジネスパーソンが抱えるキャリア課題の深刻な実態を報告しました。

アーカイブ・視聴申込みはこちら
アーカイブ配信概要
2025年7月30日(水)11:00- 「最先端のキャリア開発:1万人のデータ分析から」のアーカイブ配信となります。【無料・アーカイブ視聴申込URL】
https://protean-career.or.jp/archives/seminor-information/20250730
※お申込時にご入力いただいたメールアドレスに視聴URLをお送りします。
≪内容≫
・プロティアン・キャリア協会 概要
・『キャリア開発診断』サービス・活用方法の紹介
・分析結果の解説
・ダイアログで解説
≪登壇者≫
一般社団法人 プロティアン・キャリア協会 代表理事 田中 研之輔/法政大学キャリアデザイン学部教授/株式会社キャリアナレッジ代表取締役社長
4designs株式会社/一般社団法人プロティアン・キャリア協会 CGO(Chief Growth Officer:最高事業成長責任者) 栗原 和也
イベントレポート
- データが示す最大の課題は「未来に向けたキャリア行動の不足」セミナーでは、これまでに蓄積されたデータ分析から、現代のビジネスパーソンが抱えるキャリアの課題が明らかにされました。分析結果で最も深刻だったのは、「キャリア目標」と「キャリア資本」に関するスコアの低さです。多くの人が、未来に向けた具体的な行動を起こせていない実態が浮き彫りになりました。
・月間計画の欠如:82%が目標達成のための月次計画を立てていない。
・ロールモデルの不在:72%がロールモデルがいない、または探していない。
・定期的な見直しの不足:70%がキャリアの定期的な見直しや、上司・メンターへの相談を行っていない。
・「課題は能力ではなく、練習機会の欠如」
登壇した代表理事・田中は、この結果を個人の能力不足ではなく、「キャリアの未来を設計するための練習機会(プラクティス)が圧倒的に不足していること」が原因だと指摘しました。 企業が経営戦略や事業戦略を未来志向で描く一方で、個人のキャリア戦略だけが過去の経験の棚卸しに留まっている。この「未来設計の欠如」こそが、キャリア停滞の根源であると結論づけました。
- 今後の展望:キャリア開発を「感覚」から「データ」へ
当協会では今後、この診断データを10万人規模まで拡大し、個人のキャリア状態を継続的に可視化する「キャリアAIドック」構想を推進していく方針です。
本セミナーを通じて、客観的なデータに基づいて個人の課題を特定し、一人ひとりのキャリア自律を支援することが、これからの人的資本経営の核となることが示されました。

























