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AI映像解析による「転倒検知システム」を活用した熱中症対策ソリューション提供開始

 株式会社セキュアは7月23日に、建設現場や工場などにおける熱中症対策の一環として、AI映像解析による「転倒検知システム」を活用した熱中症対策ソリューションの提供開始を発表した。AIによる行動検知・通知プラットフォーム「SECURE AI BOX」を活用し、作業員や職員が現場で倒れた際に即座に検知・通知することで、迅速な救命行動を支援するという。

「SECURE AI BOX」は、既設のネットワークカメラに接続することで、AIがリアルタイムに人物の転倒を検知。倒れた作業員を見つけ、すぐに通知するという。従来の見回りや定期確認では見逃してしまいがちだった「異変の瞬間」を自動で検出し、初動対応の遅れを防ぐとしている。

 厚生労働省は2025年6月1日から、事業者に対して適切な熱中症対策を講じることを義務化。事業者は熱中症の重篤化を防止するために、「体制整備」や「手順作成」、「関係者への周知」など総合的な対策が求められている。こうした背景から同社は、現場での早期救命に役立つ熱中症対策ソリューションの提供を開始したとのこと。

 同ソリューションは、人的監視の負担を軽減しながら、義務化された熱中症対策に対応する手段として、建設現場(仮設足場・屋外作業)や工場・倉庫(空調のない閉鎖空間)、インフラ点検・プラント施設(人手の少ない場所)などの多様な現場での活用が期待されるとしている。

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