AI議事録ツール「ACES Meet」、固有名詞や業界用語を学習し文字起こし精度を向上する辞書機能β版リリース
株式会社ACESは7月4日に、同社が提供する高精度AI議事録ツール「ACES Meet」において、「辞書機能」(β版)のリリースを発表した。固有名詞や専門用語の文字起こし精度を向上させ、議事録品質の確保と修正工数の削減を図る。
生成AI(大規模言語モデル:LLM)の実用化が進む中で、AIによる議事録作成は企業でも導入が進んでいる。しかし、汎用モデルだけで、固有名詞や専門用語を正確に認識することは難しいため誤変換も多く、議事録の信頼性や二次活用を阻むボトルネックとなっている、と同社は指摘する。特に金融・医療・人材・不動産といった専門領域では、業界特有の頻出用語をもれなく捉えることが品質担保の要になるという。
そこで同社は、ユーザーが独自に用語を辞書登録し、ユーザー企業に応じて追加学習できる「辞書機能」(β版)をリリースしたとのこと。単語を登録すると、AIによる学習期間を経たうえで、音声認識の精度が向上。社名・人名・製品名・社内用語などの誤認識を最大50%削減するという。
また、ACESが独自に提供する業界別用語集から2種類を同時設定可能とのこと。人材・医療・金融・不動産など、業界特有の専門用語を一括で精度向上するという。



























