指に掛けて使うマイク「Knucklet」発表 手元のスマホと連携してAIとシームレスに対話
Tacit IO(タシットアイオー)は7月3日に、指に装着して使用するワイヤレスマイク「Knucklet(ナックレット)」を発表。公式サイトにてウェイティングリストの登録受付を開始した。
同社によると、スマートフォンの音声アシスタントや生成AIとの対話は便利であるが、公共の場では「周りの雑音が大きくて正確に認識されない」、「独り言を話しているようで恥ずかしい」、「静かな場所では声が迷惑にならないか気になる」といった課題があるという。
「Knucklet」は、独自のフォームファクタ(意匠出願中)によって、スマートフォンに搭載されているAIアシスタントとの会話や音声入力を、周囲を気にせず利用できるとするウェアラブルデバイス。指に装着して使えるため、指で口元を覆う自然な仕草で利用でき、ささやき声のような微細な音声もクリアに捉えられるという。騒がしい場所や静かな場所など、これまで音声機能の利用をためらっていた環境でも、手元のスマートフォンと連携し、AIとのシームレスな対話体験を提供するとしている。
手で口元を覆うことで周囲のノイズを物理的に遮断し、搭載した高性能マイクがささやき声レベルの小さな音声も捉え、素早く入力。AIからの応答は画面のテキストで確認。「Knucklet」は、音声と視覚を組み合わせた効率的な対話スタイルに最適化されているとのこと。また、モニター用の小型イヤースピーカーを搭載しており、必要に応じて音声でのフィードバックを受け取ることもでき、スマートフォンの画面を使わないハンズフリーのインタラクションも可能だという。
今後「Knucklet」は2025年8月にクラウドファンディングでの販売開始を予定。7月3日から公式サイトにてウェイティングリストの登録受付を開始し、登録者には今後の開発状況やキャンペーンに関する情報を届けるとしている。

























